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令和2年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日:2020-09-08
令和2年第3回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-09-08

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  1. 石岡市議会 2020-09-08
    令和2年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日:2020-09-08


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年9月8日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  なお、新型コロナウイルス感染症への対策として、会議室における環境保持のため、会議室の窓及び扉を開放して会議を行うとともに、目安として50分ごとに10分間の休憩を取り会議室外へ退室するようにいたしますので、出席者及び傍聴の皆様におかれましては、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 3 ◯2番(飯村一夫君) おはようございます。2番・飯村一夫でございます。通告に従いまして、何点か執行部にお伺いいたしたいと思いますので、よろしくお願いします。  豊かな常陸の国石岡市は、自然や歴史的建造物、都市環境の向上を図る上での良好な景観の資源に恵まれています。良好な景観は、人によって受け止め方は様々ですが、私の景観は、かやぶき屋根の上をこいのぼりが力強く泳いでいる風景です。そして、筑波山が見えるそんな景観、今の時期であるならば、黄金色をした田園の後ろにはかやぶき屋根があり、そして、筑波山、今、そのかやぶき屋根はなくなり、景観が変わってしまいました。かやぶき屋根は、見た目に美しいだけじゃなく、そこに住んでいる人たちの助け合いの心により維持されてきた象徴でもあり、子どもたちに人と人との関わり合いを教えるためにも、かやぶき屋根を残していくことが必要であると思います。石岡市の魅力でもありますかやぶき建造物が、将来、数少なくなることを危惧して、質問させていただきます。  まず、1点目として、単刀直入にお伺いいたしたいと思います。  かやぶき屋根が石岡市にはどのくらいあるのか、お伺いしたいと思います。 4 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 5 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 私から、かやぶき建造物についてご答弁申し上げます。  かやぶきの建造物につきましては、2007年と2018年に棟数調査を実施しております。2007年には市内全域で95棟の建造物を確認しております。地区別の内訳といたしましては、石岡地区21棟、八郷地区74棟でございました。2018年には、市内全域で56棟の建造物を確認しております。地区別の内訳といたしましては、石岡地区11棟、八郷地区45棟でございました。全体の保存率といたしましては、石岡地区48%、八郷地区53%であり、ほぼ半減している状況でございます。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。
                     〔2番・飯村一夫君登壇〕 7 ◯2番(飯村一夫君) ただいまの答弁で減少傾向が読み取れるわけでありますが、かやぶき建造物が減少傾向にある中、行政はどのようにこのかやぶき建造物を後世に残そうとしているのか、お伺いしたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 9 ◯都市建設部長(鶴井重則君) かやぶき建造物の保存等につきましてご答弁申し上げます。  かやぶきの建造物は、里山景観を象徴する貴重な建造物であると認識しております。近年、建造物の数は急激に減少しておりますが、市では、1棟でも多くのかやぶき建造物を残していきたいと考えております。  建造物を残す手段といたしましては、文化財保護法に基づく文化財の指定や景観法に基づく景観重要建造物の指定制度を活用しながら、建造物の保存を進めている状況でございます。  また、景観法に基づく事業といたしましては、石岡市住民参加型まちづくりファンド支援事業がございます。市民や企業の方からの寄附金等による基金を財源といたしまして、地域の景観保全につながる建物の改修事業を補助することにより、地域の特色を生かした景観づくりを目指す事業でございます。  補助対象といたしましては、中心市街地活性化基本計画区域主要道路沿道の建築物及び八郷地区の先導的な景観形成地区主要道路沿道の建築物と、さらには、景観法に基づく景観重要建造物となっており、建物所有者の負担軽減を図っている状況でございます。  以上でございます。 10 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 11 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。私が先月の茨城新聞で、かやぶきに魅せられ弟子入りと大きな見出しが掲載されておりました。よく確認すると、石岡のことであります。職人の減少で技能継承が危ぶまれている石岡のかやぶき職人に弟子入りし、民家のふき替え、見習として携わっているということです。この方が地域おこし協力隊ということですが、どのように石岡市に関わっているのか、お伺いしたいと思います。 12 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 13 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。本年4月にかやぶきの技術の習得と活用の分野において、1名の協力隊員を採用し、新しい石岡市地域おこし協力隊の活動が始まったところでございます。  新たに委嘱した協力隊員は、大学院等で学んだことを生かしまして、かやぶき民家に息づく暮らしや文化を本市の魅力として市内外に発信することによって、地域を発展させたいという思いが強く感じられたことから、採用を決定したところでございます。  現在は、常陸風土記の丘において、かやぶき職人と共に実際のふき替え作業に従事しまして、かやぶきの技術の習得を目指しております。また、ふき替えの作業工程を撮影し、インターネットでその魅力などを紹介してございます。今後もこうした活動を通し、かやぶき技術の継承に加えまして、かやぶき民家への愛着や魅力の浸透を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 14 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 15 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。景観活動の取組として、八郷かやぶき民家保存会と質問通告文には記載しましたが、これは平成21年3月作成の石岡市景観基本計画の中に団体等の名称にあったものですから、民家保存会と入れましたが、正式名称は、八郷かやぶき屋根保存会ですので、よろしくお願いしたいと思います。この八郷かやぶき屋根保存会とは、どのような活動をしているのか、お伺いしたいと思います。 16 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 17 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。八郷かやぶき屋根保存会でございますが、石岡市内に数多く残るかやぶき民家と、民家を支える生活文化を後世に引き継ぐことを目的として、家主及び地元ボランティアを中心に平成16年に設置され、活動を続けている組織でございます。  活動内容としましては、ボランティアによる筑波山麓カヤ刈り隊を結成し、屋根材の確保に努めるなど、かやぶき民家の存続に取り組んでいる状況でございます。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 19 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。協働の取組例として、行政は、歴史的建造物を保全するとありますが、保全しているものはどのようなものか、お伺いしたいと思います。 20 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 21 ◯都市建設部長(鶴井重則君) かやぶき建造物保全の取組につきましてご答弁申し上げます。  石岡市住民参加型まちづくりファンド支援事業におけるかやぶき建造物の修理費用の補助実績といたしまして、令和元年度に景観重要建造物の改修が1件、令和2年度に景観重要建造物の改修が1件、合わせて2件のかやぶき建造物の修理を実施しているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 23 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  ただいま何点か伺ってきましたが、そうしますと、地区で管理しているかやぶきや薬師堂などが、指定されていない建造物があるかと思いますが、後世に残すために市の景観重要建造物の指定、その景観法に基づき、地域の景観上、重要な建造物を市長が指定し、地域の個性ある景観づくりの核とし、その維持、保全及び継承を図るものとありますが、この歴史的かやぶき建造物を何とか維持、保全及び継承し、残していけないものでしょうか、その辺のところをお伺いしたいと思います。 24 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 25 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 薬師堂の保存等につきましてご答弁申し上げます。  建造物を後世に残していく上での費用面につきましては、市の景観重要建造物、議員おっしゃられましたように、指定を受けた場合におきまして、住民参加型まちづくりファンド支援事業によりまして、5年ごとに修理費の最大9割、250万円までの補助が受けられる制度がございます。この制度活用についてご検討いただければと思います。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 27 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。かやぶき屋根は、歴史的建造物でありますので、できる限り地元の要望を反映させて取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。  考えてみますと、個人的にはなかなか対応に苦慮するものであります。地域的にも保存に対し、維持、金銭的にも大変ご苦労されているようでありますので、執行部によろしくお願いしたいと思います。  2番目の質問に移ります。このたび恋瀬出張所が廃止されるとの話を聞きました。また、既に恋瀬地区区長会を開催し、説明を開催したとの話を伺いましたので、廃止と決めるに至った経緯や市内遠隔地への行政サービスの在り方について何点か質問させていただきます。  恋瀬出張所は、八郷総合支所から地理的に遠方となる恋瀬地区の行政サービス維持を目的とし、旧八郷町時代に設置され、これまで本庁や支所に行かなくても証明書の交付や税金の納付などができるなど、地域へ行政サービス提供の一端を担ってきたものと聞いております。  それでは、最初に、なぜ恋瀬出張所を廃止することに至ったのか、その経緯についてお伺いしたいと思います。 28 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 29 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) 恋瀬出張所は、飯村議員ご案内のとおり、旧八郷町時代の昭和36年に開設されまして、これまで長い間、戸籍住民票等の証明書の交付、税金等の納付など、本庁舎から遠い地域の方々への住民サービスの提供の一端を担ってまいりました。しかしながら、状況といたしましては、それら取扱件数が年々減少してきているところでございます。あわせまして、市の人口も合併後、減少傾向にあることや、現在では、マイナンバーカードを使ったオンライン申請の拡充、コンビニでの証明書発行、税金等の納付が口座振替、コンビニ納付が増えるなど、社会構造の変化に合わせた取組が大きく進んできていることなどから、出張所の利用者は今後さらに減少していくものと思われます。  これらの状況を受けまして、平成30年度に策定いたしました八郷総合支所等個別施設計画において、出張所については、民間と連携して、今後の在り方を検討していくこととしており、昨年度から出張所の方向性について、執行部で検討してまいりました。具体的な検討内容ですが、出張所運営に係る経費と出張所の窓口取扱件数から1件当たりのコストを算出しまして、費用対効果が低いと判断できる出張所については廃止していく方向で考え方をまとめたところでございます。  この検討内容を受けまして総合的に判断し、恋瀬出張所は廃止に、園部出張所は当面の間存続とする方針としたところでございます。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 31 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。今年度末に廃止の予定ということですが、それでは、次の質問に移りまして、あと半年ぐらいの期間ということで説明会を開催しているとのことですが、地元区長さんの意見や地域住民の対外的な周知を行ったのか、また、その際、どのような反応があったのか、お伺いしたいと思います。 32 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 33 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。出張所の廃止の時期につきましては、ただいま飯村議員がご案内のとおり、令和3年3月末、いわゆる令和2年度末を予定してございます。  ご質問の地元の説明会をどのように行ったのかということでございますが、まず、恋瀬出張所廃止の方針につきましては、7月3日の総務委員会で報告をさせていただきました。その中のご意見として、廃止までの間に地域の理解を十分得られるように対応していただきたいというご意見をいただいております。  地域の方々に対しましては、8月1日土曜日に恋瀬地区区長会を通しまして、恋瀬地区の区長さん全員を対象に、廃止についての説明会を行いました。区長さんからは、時代背景を考えると廃止はやむを得ないと理解するというようなご意見がありました。特に出張所廃止に対する反対の意見というのはありませんでした。その中でご意見としてあったものが、市全体の課題として、独り暮らしの高齢者や障がい者の方への配慮、窓口延長、休日窓口の拡充について様々なご要望がございました。これについては、私どもから社会福祉基盤を有効に活用させていただきながら、組織横断的に協議、連携をしてまいりたいという回答をさせていただいたところでございます。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 35 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。地域からの要望については、できるだけ応えることが理想だと思いますが、八郷総合支所だけの問題ではないでしょうし、予算や人事配置もあるでしょうから、関係する部署と十分に連携をし、進めていってもらえればと思います。  それでは、次の質問に移りまして、出張所廃止後の恋瀬公民館の管理についてはどのようにお伺いしているのか、伺いたいと思います。 36 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 37 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。現在、公民館利用の予約受付などについて、平日の出張所の勤務時間は、出張所の職員が代理で行ってございますが、主張所事務室以外のエリアについては、基本的に中央公民館と公民館長をはじめ、地元の方々により管理をされております。  出張所廃止後は、利用の予約などは他の地区公民館同様、恋瀬地区公民館で管理をしていただくものと考えております。また、廃止に伴い空いた事務室は、公民館の事務室としてその後も利用されるものと想定しております。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 39 ◯2番(飯村一夫君) 予約の受付方法以外はこれまでと変わらないということですが、それで了解しました。  それでは、次の質問に移りまして、地域の理解が得られ、恋瀬出張所が廃止されるとして、これまで、一部とはいえ、出張所を利用してきた市民の方々がいるわけで、利便性という観点では、サービスの低下と言わざるを得ません。このことについて、執行部としてはどのようにお考えしているのか、また、その対策など、それについて考えなどを伺いたいと思います。 40 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 41 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。これまで長い期間存続してきた出張所が廃止となることは、ただいま議員がご指摘のとおり、地域住民サービスの低下になってしまうことは否めない状況でございます。そこで、出張所の廃止に伴う住民サービスの低下をなくす手だてといたしまして、民間と連携した取組などにより住民サービスの維持ができないか、検討を行いまして、結果、有力な連携先として、郵便局との連携を考えてございます。具体的には、行政窓口事務の包括委託事業というもので、これまで出張所で取り扱っておりました各種証明書の交付事務をはじめ、市の窓口業務の一部を郵便局で取り扱うことが可能で、それに関連する法律も整備されていることから、出張所機能の代替として、地域への住民サービスを維持する有力な手段と考え、準備を進めているところでございます。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 43 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。出張所の代わりに、郵便局で窓口業務ができるとのことですが、出張所と比べてどのような業務ができるのか、お伺いしたいと思います。 44 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 45 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。郵便局で取り扱える業務でございますが、現在、出張所の業務として行っている住民票、戸籍、戸籍の附票、印鑑証明、納税に係る証明書等の交付が代理人申請を除く全部について行えることとなります。また、税金等の納付につきましては、郵便局は取扱代理金融機関でもございますので、今までどおり郵便局の業務として納付を受けることができることから、現在、出張所で行っております窓口業務につきましてはほぼ取り扱うことができるという状況でございます。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 47 ◯2番(飯村一夫君) 分かりました。今、出張所で行っているものはそのままできるようになるということで、それで、郵便局へ窓口業務をやってもらうということは、予算を計上して委託するということだと思うんですが、考えている経費についてはどのくらいを経費として考え、想定しているのか、また、現在の出張所にかかっている経費と比較を行っているのか、お伺いしたいと思います。 48 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 49 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。まず、郵便局への委託につきましては、法律に基づいて協定書の取り交わし、委託契約の締結が必要となります。それらを踏まえまして、ご質問の経費の比較についてでございますが、現在の恋瀬出張所における経費として、人件費ベースで約720万円ほどかかっている状況でございます。これに対して想定される窓口取扱件数を現在の出張所と同じ800件と想定した場合、委託料が約100万円程度となり、合わせてファクスの機器設置料などの費用ベース、初期費用は、これは別途必要となりますが、単純な金額面での比較では、委託によります経費の削減効果はかなり大きいものというふうに捉えてございます。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 51 ◯2番(飯村一夫君) 結構な経費の削減が見込まれるわけです。  そこでお聞きしたいのは、郵便局の窓口業務ということで、どの郵便局でもできるようになると、もしくは1つだけの郵便局なのか、その辺のところ、どこの郵便局でできるのか、お伺いしたいと思います。 52 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 53 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。まず、郵便局への包括委託事業につきましては、法律の定めによりまして、窓口業務の取扱いを行う郵便局を指定することとされております。今回、立地や規模等の条件、いわゆる恋瀬出張所の近くということで想定しますと、1か所を予定しておりまして、一番利用者が多いであろうと、また、行きやすいであろうということで、近隣の瓦会郵便局、こちらを想定してございます。  以上でございます。 54 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 55 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。今お伺いしたところ、近隣の瓦会郵便局を想定していると答弁をされましたが、地元の大増郵便局があると思いますが、大増郵便局は検討されなかったのですか。瓦会郵便局は、現市長の出身郵便局でもありますので、時代が求める画期的な試みであるとは思いますが、地元住民の皆さんに不信感を持たれないためにも、また、ご理解をいただくためにも、透明性の観点からも十分に検討していただきたいと思っていますが、その辺はどのようにお考えですか。 56 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 57 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。委託先郵便局につきましては、昨年度から選定作業は行ってまいりました。選定の候補といたしましては、先ほどご説明申し上げましたとおり、恋瀬出張所の近傍、いわゆる議員おっしゃるとおりの大増郵便局、瓦会郵便局、葦穂郵便局を対象として検討をいたしました。  市としては、これが初めての試みでございますので、まずは1か所を選定いたしまして、その効果を検証していきたいと考えております。  選定に当たりましては、郵便局の位置、駐車場の台数、職員数などの規模と予想される利用者数、地元説明会の反応、こちらは瓦会郵便局ということで具体的にお示しをさせていただいたところ、利用者が行きやすい、今現在、瓦会郵便局を利用している恋瀬の方々も多いということのお話も伺いました。それら総合的に勘案し、瓦会郵便局を選定したものでございます。
     以上でございます。 58 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 59 ◯2番(飯村一夫君) 地元の声をよく聞いて進めていってもらえればよいかなと思います。  今回のような市役所からの遠方地の行政サービスの在り方といいますか、市役所から遠いところにお住まいの方は、なかなか市役所まで来ることが大変だと思います。そのような方々のために、今回のような郵便局への委託事業とか、その他対策について広げていくような考えはあるのか、お伺いしたいと思います。全体的な取組を支所長に伺うのもどうかと思いますが、今回の事業を含めてお伺いしたいと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 八郷総合支所長・鈴木君。 61 ◯八郷総合支所長(鈴木隆之君) お答えいたします。今回の郵便局への包括委託事業につきましては、恋瀬出張所廃止の代替機能という意味を持ちまして、現在の住民サービスが低下しないようにするためのいわゆるモデルケースといった性質もあるかと考えております。  今後、マイナンバーカードによるオンライン申請やコンビニを活用した取組と併せて、この取組の効果についての検証、これらを十分行いまして、効果が見込めるとなれば拡充していくことも選択肢の1つとなりますので、今後の利用件数などの動向を注視しながら、調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 62 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 63 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございました。今回のような時代的背景が想定されるため、民間の活力を取り入れ、そういう観点から、従来考えも及ばなかった郵便局への業務委託の制度が法律的に制定されているものと認識するものであります。ただ、別の角度から見渡してみた場合、地元の皆様に大変申し訳ありませんが、過疎地域とか、限界地区とか、表現が悪いような表現の使い方はしたくありませんが、将来的に直面する課題と思っております。人口減少、高齢化、地域コミュニティーや生活基盤の減少、空き家の増加、商店等の閉鎖、具体的に申し上げれば、地元保育所の統廃合、地元中学校の統廃合、地元農協の支所統廃合、地元郵便局の利便性、今回の出張所廃止、さらには、また話としては現実的に示されてはいませんが、生徒数減少による学級維持が困難な地元小学校の統廃合等を予見すると、旧恋瀬村の体をなしていないものが何もなくなってしまうわけであります。このような課題に対し、地元民に寄り添い、行政的な部分は脇に置いて、思いやりのある政策を求めるのであります。  今回、出張所廃止に伴って、郵便局へ窓口の委託をすることもその方策の1つとして評価するものではございますが、今後さらに小中学校を含めた公共施設の統廃合が進み、恋瀬小学校が廃校となったときや旧有明中学校など、公共施設の在り方について、恋瀬地区に根差した利活用の方法を考え、また、公共施設が集中することになる市街地へのアクセスについては、公共交通や乗り合いタクシーなどの活用と併せて、宇治会・村子地区のS字道路の整備など、利便性の向上についても対策が必要と考えられます。  そこで、公共施設が今後統廃合されていく中で、恋瀬地区をはじめ、市街地から遠い地区に対する利便性を考慮した施策について、これは市全体のことになりますので、市長に答弁をお願いしたいと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 65 ◯市長(谷島洋司君) 飯村議員ご指摘のとおり、市政運営につきましては、地域による格差がないよう進めていかなければならないと認識しております。  今後、市民サービスの維持向上を図るに当たり、市を取り巻く環境の変化に合わせながら、様々な施策の活用、さらに市独自の方策を模索しながら、誰一人も取り残さない市政運営に努めてまいりたいと思います。 66 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 67 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。市の人口も減少傾向にある中で、行政サービスの維持向上については非常に厳しい状況の中で進めることとなると思いますが、市街地だけに目を向けるのではなく、周辺に住んでいる方々へも十分に配慮していただく必要があります。今後とも谷島市長をはじめ、執行部の皆様にも行政サービスにおける地域の格差をできるだけ少なくできるようお願い申し上げて、出張所についての質問を終わらせてもらいます。ありがとうございました。 68 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時37分休憩            ───────────────────────                   午前10時50分再開 69 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 70 ◯15番(関口忠男君) 議席番号15番の関口でございます。  まず、市内の遊具施設の整備について質問をいたします。以前と比べまして、子どもたちが安全にかつ安心して遊べる場所が少なくなってしまったという声をよく聞きます。市内には、子どもが遊べる公園や遊び場などがたくさんあり、市でも計画的に整備を進めていると思います。  そこで、市内に遊具が設置されている公園、遊び場が幾つあるのか、お伺いをいたします。 71 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 72 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 遊具がある公園、また、遊び場の設置箇所につきましてご答弁申し上げます。  当市におきましては、市内の子どもが遊べる公園や遊び場所、また、遊具の有無や種類などに関する情報を平成18年2月から、子どもの遊び場マップとして情報発信を実施しているところでございます。  現在、子どもの遊び場マップに掲載されております遊具がある公園や遊び場は30か所掲載しており、その中で、都市建設部が維持管理している公園や遊び場は21か所ございます。残りの9か所につきましては、経済部、また、地元地区などで維持管理を行っている状況でございます。  以上でございます。 73 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 74 ◯経済部長(額賀 均君) 経済部所管としてご答弁申し上げます。  経済部が所管する施設に遊具が設置されているのは、常陸風土記の丘、石岡市ふれあいの森、つくばねオートキャンプ場、そして、朝日里山学校の計4か所となってございます。  以上でございます。 75 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 76 ◯15番(関口忠男君) 市内には30か所の公園や砂場、遊び場があるということでございますが、施設の規模によって、遊具施設の種類などいろいろあると思います。平成28年2月に作成された子どもの遊び場マップの中に記載されている未就学児の保護者を対象にした遊び場に関するアンケート調査の結果で、よく利用する公園の1位が常陸風土記の丘で、2位が柏原池公園となっております。この2つの施設には、複合遊具やターザンロープ等の大きな遊具があって、人気のようでございます。  そこで、常陸風土記の丘や柏原池公園などにある大きな遊具施設は、ほかも入れて市内に何か所あるのか、お伺いをいたします。 77 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 78 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 大きな遊具施設がある公園や遊び場についてご答弁申し上げます。  大きな遊具、いわゆる複合遊具と言われているものの設置状況でございますけれども、都市建設部で設置しております公園や遊び場には、石岡地区で5か所、八郷地区には現在ない状況でございます。全体で5か所でございます。  以上でございます。 79 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 80 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、石岡地区の常陸風土記の丘、こちら1か所となってございます。  以上でございます。 81 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 82 ◯15番(関口忠男君) 石岡地区には6か所あって、八郷地区には大型遊具施設はないという答弁でございますが、今後、大きな遊具施設を設置する計画があるのか、お伺いをいたします。 83 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 84 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 今後の計画等についてご答弁申し上げます。  複合遊具に関しましては、既存の公園や遊び場への新規設置の予定は現在ない状況でございます。  当市といたしましては、現在、平成31年2月に策定しました公園施設長寿命化計画に基づきまして、老朽化した施設の適正かつ効率的な更新を図り、公園施設のサービス水準の向上とともに、公園利用者が安全安心に利用することが可能となる維持管理を行っておる状況でございます。  今後におきましては、公園施設の利用状況、ニーズ、経済状況などを勘案しながら、新規公園の整備も進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 85 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 86 ◯15番(関口忠男君) 今の答弁でございますと、新規の設置予定がないということですが、私がこの質問をするのには、小さいお子さん連れのお母さんに、八郷地区には大きい遊具施設がないので、常陸風土記の丘まで行っているんだと、そういうことを言われまして、八郷地区にも1か所か2か所、大きい遊具施設があれば、子どもたちを遊ばせて買物に行ったりして、そのついでに子どもたちと遊びたいなと、そういうことを言っていたので、私は、八郷地区にも大型遊具施設を設置していただきたいと、そういう思いで質問をしていることでございます。  そこで、私は、八郷運動公園、大変広い面積があるところで、その中に大型遊具施設を設置してはどうかなと考えているんですが、答弁をお伺いいたします。 87 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 88 ◯教育部長(豊崎康弘君) 八郷総合運動公園内に遊具を設置することにつきましてご答弁申し上げます。  八郷運動公園施設には、農業者トレーニングセンターの体育室をはじめ、武道館、弓道場、多目的広場、芝生広場、テニスコート、屋外プール、ターゲットバードゴルフ場やウオーキングコース等がございます。  議員ご指摘の遊具施設の設置でございますが、敷地は借地が多いことやグラウンド等の施設の配置状況等から、設置は現在のところ難しい状況にあります。しかしながら、子どもの遊び場の設置の可能性について今後検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 89 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 90 ◯15番(関口忠男君) 今、教育部長から聞いたんですけど、やはり市長にも、大型遊具施設、八郷地区に必要だと私は思うので、市長の考えをお伺いいたしたいと思います。 91 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 92 ◯市長(谷島洋司君) 議員ご指摘の八郷総合運動公園内に遊具施設を設置することにつきましては、ただいま教育部長から答弁がありましたように、八郷総合運動公園内は適切な場所の確保等の問題もあるため、八郷地区内、例えば八郷総合支所内などで子どもが安心して遊べる場所の確保に向けて検討してまいりたいと思っているところでございます。 93 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 94 ◯15番(関口忠男君) 今、市長からも教育部長からもありましたとおり、八郷運動公園はちょっと厳しいと。  そこで、今、市長から、八郷総合支所の駐車場のことを言っているのかなと思いますが、そこも一部駐車場、未舗装になっている部分があるので、その辺を利用して、遊具施設の設置を検討していただきたいと、このように思います。  地区の公民館等では管理者がいないものですから、やはりお母さん方は、管理者がいる運動公園とか総合支所等、人の目があるところに設置してほしいということなので、ひとつ検討していただきたいと思います。  それでは、2項目目の農産物の6次産業化、ブランド化について、市長が所信表明でしました農産物のブランド化や6次産業化など、もうかる農業への支援については、私も非常に興味を持っているところでございます。これまで10年以上前から何人もの方がこの質問をされてきている経緯があります。しかし、現在、6次産業で開発され、商品となっているものはどのくらいあるのか。また、農産物のブランド化と認められるものはどれくらいあるのか。それらを踏まえ、今後どのように農産物の6次産業化、ブランド化の取組を推進していくのか、質問をさせていただきます。  初めに、6次産業化とはどのような取組を言うのか。私の理解するところでは、1次産業とは農産物の生産、2次産業とは加工、3次産業とは流通・販売、この全てを生産者が行い、農産物の付加価値を高め利益を向上させること。いわゆる1次産業者が2次産業、3次産業まで単独で行うことであると理解していますが、これで間違いないか、お伺いをいたします。 95 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 96 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。ただいま議員がおっしゃられましたことでございますけれども、こちらについても6次産業でございます。そのほかにも、1次産業者が2次産業、また、3次産業と手を組んで行うことも6次産業と言われてございます。  以上でございます。 97 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 98 ◯15番(関口忠男君) 1次産業者が全て行うことではなく、2次、3次産業者と手を組んで行う、こういう6次産業化もあると、そういうことでございますね。  それぞれ1次産業者が最後まで、3次産業までやるのと、それを組み合わせてやるメリット、デメリットについてお伺いをいたします。 99 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 100 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。初めに、第1次産業者が加工、販売までを単独で行う場合でございますが、これは売上げが大きくなるメリットがございます。その反面、単独で加工工場を持つことや販路を確保しなければなりませんので、工場の建設資金や新たな人員が必要となることがリスクということも考えられます。  次に、1次産業者が2次産業、3次産業と手を組んで行う方法につきましては、2次産業、3次産業の専門業者と手を組むことから大きなリスクは生じませんが、単独で行うより売上げが大きくならないことがデメリットとなると考えております。  以上でございます。 101 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 102 ◯15番(関口忠男君) 生産者が全てを行うより、2次産業、3次産業者のプロと手を組んだほうが確実でデメリットが少ない。全てを1次産業者が行うことも可能でしょうが、やはり1次産業者は、生産する、加工するところまではできますが、販売が思うようにいかないとの声をよく聞きます。それらを考えますと、これからの6次産業化は、プロと手を組んで進めていくのがベストではないでしょうか。  それでは、これまでにどのような商品が開発されたのか、伺います。 103 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 104 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。これまで6次産業により、市内で様々な商品が開発されてございます。代表的なものでございますが、JA新ひたち野の小麦を使ったパンやコシヒカリの日本酒、また、JAやさとのカボチャの焼酎や大豆を使った納豆などが上げられます。このほかにも、果樹農家がドライフルーツやジャム、畜産農家がチーズ、高校生がブドウサイダーやエゴマアイスなど、様々なものが開発され、商品化されてございます。
     以上でございます。 105 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 106 ◯15番(関口忠男君) JA新ひたち野やJAやさとが様々な商品を開発し、販売していることは知っていましたが、個人でも商品化している、そして、高校生も商品を開発しているということは、本当にもうかる農業につながるように思われます。  では、それらの商品開発に対して、行政として、これまでどのように取り組んできたのか。また、今後どのように取り組むのか、お伺いをいたします。 107 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 108 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。これまでの取組としましては、JAや高校生が主体となり開発した商品の原材料の一部に対しての補助や国の6次産業の交付金や補助事業などの紹介をしてまいりました。今後につきましては、同じように試行的に商品開発を行う場合の原材料の補助や生産者が6次産業に取り組みやすい環境づくりが重要であると考えておりますので、県や企業等と連携を図り、6次産業化の推進に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 109 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 110 ◯15番(関口忠男君) ぜひとも農業の明るい未来のため、6次産業化を推進していただきたいと思います。  続きまして、農産物のブランド化についてお聞きします。  県内において農産物がブランド化しているものと聞くと、私は鉾田のメロンと思うんですが、県内での農産物のブランド化とはどのようなものがあるのか、お伺いをいたします。 111 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 112 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。県内の農産物におきましては、議員おっしゃられたとおり、鉾田のメロン、土浦のレンコン、笠間の栗、大子の奥久慈シャモ、稲敷の江戸崎カボチャなどがブランド化として取り扱われております。  以上でございます。 113 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 114 ◯15番(関口忠男君) 鉾田のメロンのほかにもいろいろあったなと今思ったところでございます。ブランドとは、その地域で苦労していい品質の農産物を作り、売り出し、認識され、ブランドになっていく。これは1年、2年でできるものではないと思います。  そんな中で、石岡市として、これが石岡のブランドだと思われるものは私は浮かばないのですが、どのようなものがあるのか、お伺いをいたします。 115 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 116 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。石岡市の地域ブランドとしては、高級ナシでございますありのみ、そして、皇室に献上されている富有柿は広く認知されているところでございます。また、弓豚についても、ふるさと納税の返礼品で人気があり、石岡市を代表する商品となってございます。  以上でございます。 117 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 118 ◯15番(関口忠男君) 認識はされていると思いますが、まだブランドとは言えないのかなと思います。石岡と言えばこれだというものを広く認識されまして、これなら買ってみたいと思われるようなものがブランドであり、それをつくり上げるために、これまで行政としての取り組んできたことについてお伺いをいたします。 119 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 120 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。先ほどご答弁しました高級ナシありのみについては、生産者、JA、大学、行政が連携しまして協議会を立ち上げ、誕生したものでございます。そのほか、JA、生産者、行政で構成する農力アップ推進会議においては、首都圏やパーキングエリアなどで農畜産物のブランド化を図るため、PR活動を行っております。  以上でございます。 121 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 122 ◯15番(関口忠男君) 先ほども言いましたが、ブランドとは、1年、2年でブランドにはならない。いいものだと認められるまで長い年月がかかる。しかし、ブランドがブランドと認められれば高く買ってもらえることからも、ぜひ推進していただきたいと思います。  それでは、ブランド化に向けて、今後どのような取組を行っていくのか、お伺いをいたします。 123 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 124 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。今後の取組としましては、ブランド化として認証することにより、その商品の価値が上がることから、もうかる農業につながると考えてございます。新たな地域ブランドを生み出すことは非常に重要で難しいことであると思いますが、先ほど答弁しました協議会や推進会議、こちらを活用して、農畜産物のブランド化の推進を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 125 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 126 ◯15番(関口忠男君) 農産物の6次産業化で開発された商品、市の農産物のブランド品、そして、取組について理解をしたところでございます。  しかし、市長が所信表明において、農産物のブランド化や6次産業化を通して、もうかる農業を支援すると言っていることから、市長より、このことについてどのように推進していくのか、お伺いをいたします。 127 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 128 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。現在、経済部で実施している6次産業化、ブランド化については、経済部長の答弁のとおりでありますが、この取組を推進することで、もうかる農業へとつないでいきたいと考えております。現在、6次産業により販売されております商品のブラッシュアップや新たに6次産業に取り組もうとしている企業や事業者、加工、販売などへの支援を推進してまいります。また、農畜産物や6次産業でできた商品のブランド化については、これまでの取組を一層充実させ、PRを強化することで認知度アップを目指してまいります。 129 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 130 ◯15番(関口忠男君) 市長の力強い言葉をいただき、農家の皆さんも安心することであると思います。しかし、私は、行政やJAが主となり協議会を立ち上げ、6次産業化だ、ブランド化だとやっても、なかなか先に進まないのではないかなと思っております。それであれば、専門家と手を組んで推進することが早く物事が進むのではないかと思うところであります。昨年、石岡市に新しく参入した企業が2者あります。1者が、フラワーパークをJVで運営している会社、もう一者がウイスキー蒸留所を運営する会社であります。これら企業は、都内で飲食店などを経営している企業であることから、6次産業化、ブランド化を推進するには最適であると思います。このような企業と連携し、行政が支援することがあれば支援する、その代わり、様々な事業、6次産業化やブランド化だけでなく、お祭りやイベントの観光PRをしてもらうなど、いろいろとできることはあると思います。首都圏において100の店舗で観光PRや石岡市に対するリサーチができれば、市にとって大きな財産になるはずです。新しい企業の参入は市にとってチャンスであり、この好機を逃がさず連携を図る、この考えについて、市長の答弁をお願いします。 131 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 132 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。議員ご提案のとおり、この2者につきましては、都内で多くの飲食店などを経営しており、有名な企業であることは承知しております。そして、チャンスでもあります。ただし、連携するためには、一方的ではなく、市の役割、企業の役割を明確にし、進めなければなりません。  いずれにしましても、このような企業と連携できることは、市にとって非常に有益なことであるとともに、もうかる農業実現のため、そして、農産物のブランド化、6次産業化の活性のため、検討してまいりたいと思っております。 133 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 134 ◯15番(関口忠男君) 次に移ります。3項目目の教育バス、通学バスについて質問をいたします。  まず、小中学校の通学バスの利用負担金の支払いはどのように行われているのか、お伺いをいたします。 135 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 136 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。小中学校の通学バスの利用負担金の支払いは、1つは定期券の購入、もう一つは、市が送付した納付書を利用しての納付の2通りとなってございます。  以上です。 137 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 138 ◯15番(関口忠男君) 今、定期券の購入、納付書での納入という話ですが、それはどこでできるのか。どこで購入したり、どこで納入したりするのか、お伺いをします。 139 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 140 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。定期券の購入につきましては、バス会社の事務所、納付で納付書での納付は、市内銀行窓口となっております。  以上です。 141 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 142 ◯15番(関口忠男君) 購入場所が遠かったり、日中、納入に行くのが大変な市民もいると考えられます。もっと利便性を図るべきだと思いますが、考えを伺います。 143 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 144 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。定期券の購入につきましては、購入窓口を朝7時から夜8時まで、土、日も含めて利用可能としたり、2回目以降の購入について車内で対応したり、運行委託契約を締結している事務所において対応をいただいております。また、納付書での納入につきましても、本庁、支所において、水曜日の延長窓口の際、午後7時まで納入に対応しております。  以上、市及び運行委託契約事業者において、利用者の利便向上に取り組んでいるところではございますが、さらなる利便向上のご意見もあるものと認識しているところでございます。運行委託契約には5年間の債務負担行為を組んでいるものでございますので、次期契約に向けて利用者の利便性向上が図れるよう、調査研究に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 145 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 146 ◯15番(関口忠男君) 定期券の購入窓口、納入窓口の取組について答弁いただきましたが、今、いろいろな税金等もコンビニエンスストアで支払いができるような対応をしている中で、銀行に行って納入する支払いでは、やはり滞納者が増えてしまう、そういう可能性もあるので、コンビニストアで定期券の購入とか支払いができるようにさらに利便性を上げる。そういう考えはないのか、お伺いをいたします。 147 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 148 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。議員ご提案のコンビニエンスストアにおいての定期券の購入や納付書での支払いについても、先ほど答弁しましたが、利便向上の方法として検討してまいりたいと思っております。  以上です。 149 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 150 ◯15番(関口忠男君) 旧八郷町の朝日小学校と小桜小学校が統合してから、統合再編が進んできております。今後もさらに統合再編が進みますと、通学バスを利用する生徒児童が増えると思います。そういった面から、今後の利用者への公平性、利便性についての考えをお伺いいたします。 151 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 152 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。教育バスの保護者負担につきましては、今後、小学校の統合再編を進めていく上で、学校施設の整備、通学手段の確保などに多くの経費が必要になってくることが想定されてくることから、今後も現行のとおりご負担をお願いしたいと考えておりますが、費用負担の軽減を望む意見もあるなど、様々なご意見があるものとして認識してございます。  今後取り組んでまいります小中学校統合再編により、さらにバスの通学児童が増えることや中学校に加え、小学校もバス通学となることから、保護者が負担する年数が増えてしまうということもございます。児童生徒の通学時の安全を第一に考え、教育バスにおける課題の解消や保護者の経済的負担の軽減が図れるよう調査研究してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 153 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 154 ◯15番(関口忠男君) 今、教育部長の答弁を聞いたところでございますが、教育バスの利用者のバス代の費用負担、これは大変大きいと思います。私は、今後、通学バスの無償化、これは考えていくべきだと思っておりますが、これについて考えをいただきたいと思います。 155 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 156 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。通学バスの利用について先ほども申しましたが、中学校だけでなく、小学校でも利用すると最大で9年間ご負担をいただき、大きな負担となってしまうと思っております。また、中学校においては、自転車通学という選択方法もございますが、小学校にはございません。そういうことも含めまして、通学バスの利便性向上だけでなく、子育て支援の観点からも無償化については検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 157 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 158 ◯15番(関口忠男君) 無償化について、やはり公平性、利便性、それらを考えた上で、教育長の答弁もいただきたいと思います。 159 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 160 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。統合再編に伴う教育バス利用者への対応についてのご質問でございますが、詳細につきましては、ただいま部長が答弁を申し上げたとおりでございます。  今後、小学校の学校再編に係る検討委員会が設置され、遠距離通学者に対する通学バスの在り方が議論される中でのご意見、さらには、現在、小中学校で運行されている教育バスへのご意見等を踏まえまして、利便性の向上、公平性、また、子育て支援の観点から、教育バスのよりよい運行方法について改めて調査研究、さらには検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 161 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 162 ◯15番(関口忠男君) 最後に、これは教育部長、教育長と聞いてきたんですが、市長からも最後に聞いて、私の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 163 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。
                     〔市長・谷島洋司君登壇〕 164 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。教育部長、教育長から答弁がありましたとおり、利用者、関係機関、団体等のご意見を踏まえ、よりよい教育バスの運行方法につきまして、議員からいただいたご提案などを参考に調査を進めてまいりたいと思っております。                〔「終わります」と呼ぶ者あり〕 165 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 166 ◯1番(鈴木康仁君) 1番・鈴木康仁でございます。年に4回ほどの一般質問の機会ですので、今日も真剣に頑張って質問していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  通告に従いまして、本日は3項目質問させていただきます。  まずは、企業誘致についてです。企業誘致は、今、石岡が抱える財政問題、人口減少、いろいろなことを考えても、住民サービスの継続を考えても、非常に大切なことだと思いますので、今回は、私が議員になってから2回目の同じ質問になってしまいますけれども、再度質問させていただきます。  まずは、現在の取組状況についてご質問いたします。よろしくお願いします。 167 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 168 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。現在の取組状況でございますが、企業誘致については、茨城県及び茨城県工業団地企業立地推進協議会、日本立地センターと連携し、当市の工業団地内の遊休地等の情報を共有し、企業とマッチングを行ってまいりました。また、各種法令等に対すべくワンストップサービスを推進しており、市内未利用地への企業誘致活動や市内企業の拡張、増設等の働きかけを行うとともに支援を行っているところでございます。  以上でございます。 169 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 170 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、より具体的な支援策について、今、石岡市が何をされているのか、お伺いします。 171 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 172 ◯経済部長(額賀 均君) 具体的な支援策についてご答弁申し上げます。具体的な支援策としましては、事業所を新設、または増設し、市内在住の従業員5名、中小企業者は3名以上増加させた企業に対しまして、固定資産税、また都市計画税の免除を最大3年間行っております。また、新規雇用者1名につき年間12万円の補助金を最大3年間実施してございます。さらに、年間の上下水道使用料が5,000立方メートル以上となると、製造業企業には、1万メートル以上当たり10円を乗じて、補助を最大200万円行っている状況でございます。  以上でございます。 173 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 174 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、それを踏まえ、近年の実績はいかがなものでしょうか、ご答弁願います。 175 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 176 ◯経済部長(額賀 均君) 企業誘致の実績でございますが、こちらについては、これまでの取組によりまして、平成27年度から令和元年度の当市への企業進出の状況は、新規進出企業が4件、新たに増設した企業が6件となってございます。  なお、令和元年度につきましては、新規企業1件を誘致しており、既存企業の増設も2件ございました。また、今年度におきましても既存企業の増設が1件あり、現在、そのほか何件かの相談を受けている状況でございます。  以上でございます。 177 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 178 ◯1番(鈴木康仁君) 今、部長からご答弁いただきました新規企業が4件、新増設企業が6件というご答弁でしたが、以前、私が同じ質問をしたときに、前部長は、新規進出企業が6件、増設が4件ということで答弁されているんですけれども、これ、なぜ数字が変わってしまったのか。どちらが正しいのか、ちょっと確認をお願いします。 179 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 180 ◯経済部長(額賀 均君) ただいまの私のほうでご答弁しました数字でございますが、前回とちょっと異なるということでございますので、そちらのほうは再度確認させていただき、後ほど答弁させていただきます。よろしくお願いします。 181 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 182 ◯1番(鈴木康仁君) 今、何で数字が6件、4件、変わったのかもあるんですけれども、私、冒頭でも言ったんですけれども、私ども議員は、本当に一般質問の機会が少なくて、限られた数の中、真剣に同じ問題を再度質問しているわけです。今、部長が再三ご答弁いただいた内容、本当に僕、情けないと思っているんですよ。議事録を見てもらえば、昨年の12月の定例会で私が質問した議事録のまんまなんですよね。これは、もうあれから9か月たっているわけなんですけれども、同じ答弁ということは、また同じ答えをしてもいいだろうという考えでされているのか。それとも、あれから何もしていないのか、どちらなんでしょうか。ご答弁願います。 183 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 184 ◯経済部長(額賀 均君) 企業誘致に関しましては、なかなか石岡市の工業団地を含めて誘致するのには、なかなか企業のほうも適正な土地を確保できないという話も聞いてございます。  市としましても、できる限り情報を発信するなど、企業誘致のほうに努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 185 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 186 ◯1番(鈴木康仁君) 今、土地が確保できないとか、そういうご答弁いただきましたけれども、これも12月のときにもう分かっているんですよ。調査をして、アンケートを取りました。企業からこういう声がありました。それを受けて、その後、改善をされていない。じゃ、今後はもうしないという認識でよろしいんですか。これ、企業誘致って、未来の石岡を考えたときに本当に大事なことだと僕は思っているんです。雇用がないところに人口は増えないですよ。企業がなければ、税金だって入ってこないんですよ。住民サービスだってどんどん悪くなる。だから、企業誘致は真剣だと私は思っているんです。それで同じ答弁をなされるということはどういうことなんでしょうか。今後は、土地も企業の誘致も考えていかない、そういう解釈でよろしいでしょうか。 187 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 188 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたように、工業団地等の新たな用地の誘致活動、または、市内に工業用地、または準工業地域がございます。そういった土地柄についても、企業のほうに誘致の活動を積極的に行ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 189 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 190 ◯1番(鈴木康仁君) 具体的にどのような行動がなされていくのか。今後予定があればご答弁願いたい。 191 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 192 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。できる限り市のほうのホームページ、または、職員による誘致活動について、積極的に行動をしてまいりたいというふうに考えてございます。 193 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 194 ◯1番(鈴木康仁君) 厳しい言葉を言えば、そんなことでは企業なんて来ないですよ。企業が自ら進出してくることはあっても、市が率先して誘致することにはつながらないと思います。  さきの質問で、谷島市長は、空き店舗も活用して、また、他団体との協力を連携しながら進めていくというご答弁をもらっているんですけれども、その後、市長におかれましては、各関係団体や空き店舗を使ったような何か施策、また活動はなされているのか、市長、お聞きしたいと思います。よろしいでしょうか。 195 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 196 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。近年の社会経済情勢の変化や現状を踏まえた取組を行っていきたいということでございますが、現在は、ウイズコロナの状況ということで、なかなか思うように企業誘致ができていない、そういう状況でございますけれども、経済部長答弁のとおり、しっかりとこれから、そういった問題について取り組んでまいりたいと思っているところでございます。 197 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 198 ◯1番(鈴木康仁君) 今、市長より、コロナの中というお言葉をいただきまして、確かにコロナで、世の中、いろいろな変革のときに来ています。ただ、逆にいいように捉えれば、今、首都機能を分散しようとか、企業も地方で分散したらどうだとか、サテライトオフィスを増やしたらどうだとか、そのような動きがなっていると思います。具体的に言うと、石岡市と同等の人口でも、とある町では、年間、市職員が100件ほど企業訪問をするそうです。今、コロナの中、そういう企業訪問というのは難しいかもしれませんけれども、ある程度予算を設け、専属の課をつくり、こういう時期だからこそ真剣に取り組んでいかないと、どんどんどんどんほかに進出されてしまっては、その機会を失ってしまうと思うんですけれども、今後の取組について思いはどうでしょうか、市長。 199 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 200 ◯市長(谷島洋司君) 企業誘致につきましてお答えいたします。石岡市は、恵まれた交通インフラや充実した住環境に大きな強みがあります。そのために、しっかりと様々な関係機関と連携をしながら、私自ら先頭に立ってリーダーシップを取りながら、企業誘致を進めてまいりたいと考えております。  具体的には、今日の社会経済情勢の変化と現状を踏まえた取組としまして、サテライトオフィスの誘致や施設の統廃合により空いた公共施設の活用、市内の空き店舗への効果的な助成など、今後積極的に企業誘致を図ってまいりたいと考えているところでございます。 201 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 202 ◯経済部長(額賀 均君) 大変失礼しました。先ほどのご質問のほうの答弁がまとまりました。また、訂正がございますので、併せて申し上げたいと思います。  議員からご指摘がございました企業誘致の実績でございますが、前回の期間は、平成26年から平成30年までで4件ということでございました。今回の報告は、平成27年から令和元年度までの期間で6件ということで、2件増えてございます。  また、先ほど私のほうから具体的な支援の中で、年間の上下水道の料金の答弁をしたと思いますが、5,000立方メートルを1万メートルというふうな表現をしてしまいました。大変失礼して、訂正しておわび申し上げます。申し訳ございませんでした。 203 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 204 ◯1番(鈴木康仁君) 調査年度が違うということで、部長答弁が正しいということで、そこは理解しました。  予算書を見ますと、企業誘致推進事業357万7,000円を設けております。ただ、これ、推奨補助金が300万であって、そのほかにかかっている費用は57万7,000円しかありません。これは、本当に雇用を増やし、未来の石岡を考えていったらば、もっともっと予算を取って、もっともっと積極的に攻めていかなければ、石岡の存続自体難しいんじゃないですかね。住民サービス、厳しくなっちゃうんじゃないですかね。  先ほど市長からいただいた答弁も、私が市長が就任された当時にお答えいただいた答弁のまんまなんですよね。あれから数か月たっています。実際何をされたのか、お聞かせいただければと思います。市長、よろしくお考えをご答弁ください。 205 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 206 ◯市長(谷島洋司君) 繰り返しになりますが、現在、先ほど部長答弁がありましたような内容を取り組んできたところでございます。今後とも社会経済情勢の変化と現状を踏まえた取組をしっかりと行ってまいりたいと思っておるところでございます。 207 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 208 ◯1番(鈴木康仁君) この定例会で市長の答弁を何回も聞いているんですけれども、同じ答弁を繰り返すんじゃなくて、本気で思いを伝えてほしいんです。市長のお考えがまだ僕は分からない。だから、もっと率直に今、市長が何をしたい、何をどう考えている、そういう思いをもう一度具体的にお聞きしたいです。よろしくお願いします。 209 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 210 ◯市長(谷島洋司君) 私の思いというお話でございましたので、思いを語らせていただきます。  私は、石岡市の活性化のためには、やはり人口が増えなくてはいけない。人口を増やすためには、まずは交流人口、そして、関係人口、そういったものを構築してまいりたいと思っております。  ですので、まずは、交流人口、関係人口が増えるための仕組みづくり、これを私として進めてまいりたいと思っています。 211 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 212 ◯1番(鈴木康仁君) 私はやっぱり逆だと思うんですよね。本当にこれは考え方の違いなので否定すること何もできないかもしれないですけど、私は本当に思うんです。企業があって、雇用があって、そこに住民が移り住んでくる。それで豊かなまちができてくる、形成できる、そう考えているんですね。企業誘致というのは、本当に根幹に僕はあると思っています。今、私も中心市街地と言われる場所に住んでおりますけれども、飲食をはじめ各商店街の皆さん、本当に苦しいんです。何でか分かりますでしょうか、市長。昼間、歩いている人がいないんです。働く場所がない、昔だったらば、そこに勤めている方、学生の方、たくさん歩いてくれて、商店が成り立って、にぎわいがあったんですけれども、今、働く場所もなくなって、地方に市街地から周りに分散されてしまったせいもあるのかもしれない。駅はあるんですけれども、駅の50メーター範囲ぐらいで、それ以外、人が歩いていないんですよ。やっぱり核となる企業を誘致して、市長が最初に答弁されたように、空き店舗に入っていただく企業を誘致して、まちの形成を一刻も早く立ち直らせてもらわないと、どんどんどんどん飲食店をはじめまちの商店街はなくなってしまうと思うんです。  今、市長は、石岡の駅前通りや中心市街地を見て率直にどう持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。 213 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 214 ◯市長(谷島洋司君) 駅前通りにつきましては、本当に寂しくなっていると認識しております。私の知っている石岡市の中心市街地は、かつては本当ににぎやかな商業のまちでございました。そういったまちを取り戻してまいりたいと、私は思っております。 215 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 216 ◯1番(鈴木康仁君) 僕たち議員も真剣に市民の声を市長に伝え、行政、執行部の方に伝えていきますので、執行部の方、本当にこう答弁すれば逃げられるとかではなくて、肯定的に一緒にまちをつくる、僕らが発する言葉は市民の言葉だと思って受け取っていただければ、よりよいまちに必ず一歩一歩近づいていくと思いますので、その辺を期待して、1つ目の質問は終わらせていただきます。  2つ目の質問に、失礼しました。いいですか。もう一つ聞き忘れていました。  先ほど担当部長と市長から、企業誘致についての考えや目標は聞いたんですけれども、具体的な今年度の企業誘致数の目標数だけ、ぜひお聞かせ願いたいと思います。 217 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 218 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。本年度の目標は2件を予定してございます。そして、また訂正しておわびしたい件がございまして、先ほど具体的な支援策で上下水道の料金のこと、5,000立方メートルということでございますけれども、以上となる製造業の企業について、1万メートルというふうな表現をしてしまいました。正しくは、1立方メートルでございます。訂正しておわび申し上げます。 219 ◯議長(池田正文君) 執行部に申し上げます。執行部におかれましては、説明員として出席しているわけでありますから、質疑に対しては、正確に答弁されますようお願いいたします。  1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕
    220 ◯1番(鈴木康仁君) 今、訂正もあったので、もう一点だけ言わせてください。もっともっと企業に耳を傾けて、企業が進出したくなるような制度もお考えくださいよ。本当に石岡という地域は、前のときは雇用が見つかりにくいなんていうアンケートもありましたけど、雇用もまだまだ見つかりますし、何といっても、都心から距離が近い。高速がある、飛行場も近くにある、常磐線でいうと特急も止まる、こんな立地、本当にないですからね。本当に今、コロナで社会が地方に地方と分散しようという流れにぜひ乗って、企業が少しでも石岡というまちに振り向くような、そんな支援策を検討願います。また、この問題については、私、随時やってきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、2番目の中心市街地活性化についてお伺いします。  現在の中心市街地活性化について、取組状況を教えていただきたいと思います。 221 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 222 ◯経済部長(額賀 均君) 中心市街地活性化の現在の取組状況についてご答弁いたします。  中心市街地活性化施策としまして、第2期石岡市中心市街地活性化基本計画を策定し、全庁的に活性化に向けた施策に取り組んでまいりました。その中には、空き店舗に出店する事業者への補助や中心市街地に集客をするためのイベントの事業への補助、居住者への家賃支援などの施策に取り組んできたところでございます。  第2期石岡市中心市街地活性化基本計画では、資源活用を観点とした石岡だからを目標と掲げ、様々な取組の実施自体を資源と捉え、中心市街地の活性化を図ってまいりました。また、中心市街地活性化基本方針を実現するための計画体系別に事業を整理し、各施策体系ごとに相乗効果的な効果をもたらすよう、コンパクトな都市機能づくり、住み続けられるまちづくり、にぎわいの動線づくり、商業振興と地域資源磨き、まちなか観光の推進の5つの具体的戦略に基づき、主要事業を展開してきたところでございます。  以上でございます。 223 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 224 ◯1番(鈴木康仁君) こちらも前と同じような、仕方ないんでしょうけど、ご答弁ということで、具体的に形になって行うような政策、施策は近々あるんでしょうか。駅前の用地買収で道路が分かりやすいというのは分かっているんですけれども、それ以外の点で何か企画段階でもあれば、新しい取組については何か増えていないですか。 225 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 226 ◯経済部長(額賀 均君) 新しい取組としましては、空き店舗の対策制度を見直して、本年度から創業支援補助金制度を創設し、空き店舗等に進出する企業と事業者のほうの誘致を行っているところでございます。  以上でございます。 227 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 228 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。  中心市街地活性化なんですけれども、先日も先輩同僚議員の質問の中で、通行人の調べが答弁されていたかと思うんですけど、やっぱり年々、歩行者の人数が減ってきておるのが事実だと思います。  しかし、石岡市を考えたときに駅前を考え、そして、中心市街地を考えていくことは必須なことでありますので、これを進めていく中でも、市長にお聞きしたいんですけれども、市長は就任後、日中の中心市街地を散策、または実際に歩いてみたりしたことがあるのか。また、その中でどのようなことを率直に思ったのか、お聞かせいただければと思います。 229 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 230 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁いたします。市長就任4か月の間、なかなか駅前を実際に歩くということはなかったのでありますけれども、それ以前に、やはり御幸通りを歩いたとき、非常に空き店舗も多い、シャッターが閉まっているお店も多い、本当に涙の出るような思いでございました。私の認識としましては、今、市民の方が駅前に何をしに来るだろうと、目的が何だろうと思いながら、これからの中心市街地の活性化に取り組んでまいりたいと思ったところでございます。 231 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 232 ◯1番(鈴木康仁君) 市長もお忙しい身でありますので、なかなかそういう機会がなかったかと思いますけれども、ぜひ夏の残暑もだんだん終わってきましたので、夕暮れどきでも昼間でもいいので、30分も歩けば現状が見えてくると思います。今までたくさん止まっていた駅の近くの駐車場は、平日も4台、5台しか止まっていない。そして、ついこの間まで開いていたシャッターは、またシャッターが下りて、もう開くことがしばらくはないだろうという感じです。その中、商売をしている方は大変だと思うんですよね。やっぱり民間の力だけでは、なかなか復活も難しいと私は個人的には思っております。先ほど瓦会郵便局に住民サービス恋瀬出張所が閉まるに伴ってやるようなお話を同僚の議員が質問されていましたけれども、本当にああいうものでもいいと思うんですよね。まちに来る機会を、商店に来る機会をつくってあげるのも行政なんじゃないかと私は思っているんですね。行政だからできること、何とか本当に市長の手腕にかかっておりますので、瓦会郵便局さんもいいんですけど、商店街の中にもどばっとそういうものを置いてくれれば、ただそれだけで人が来ます。石岡なんか、市民会館がなくなって、また人がいなくなっちゃったんですよ。何とか行政の力を中心市街地に貸していただいて、一店舗でも多く空き店舗に入るよう、何とかお力を貸していただけるような施策を期待して、2番目の質問を終わらせていただきます。  3番目に移らせていただきます。  こちらも2回目の質問となってしまいます。市における競争入札についてお伺いします。一般競争入札における条件について、再度お伺いいたします。 233 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 234 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。市内業者と市外業者の受注割合のことかと思いますが、令和2年8月末現在の数値でございますが、本市が令和2年度に発注した工事及び物品納入等に係る一般競争の入札件数は44件でございまして、このうち参加要件を市内業者のみとしたものが43件、市内業者及び市外業者としたものが1件となってございます。また、落札者の件数割合でございますが、市内業者が43件で97.8%、市外業者が1件で2.2%となってございます。  以上でございます。 235 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 236 ◯1番(鈴木康仁君) 指名競争入札についてはいかがでしょうか。 237 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 238 ◯総務部長(越渡康弘君) 指名競争入札についてご答弁申し上げます。これも令和2年8月末現在の数値でございますが、本市が令和2年度に発注しました工事及び物品納入等に係る指名競争入札件数でございますが176件でございまして、このうち参加要件を市内業者のみとしたものが93件、市内業者及び市外業者としたものが42件、市外業者にのみとなっているのが41件でございます。また、落札者の件数割合でございますが、市内業者が113件で64.2%、それと、市外業者が63件で35.8%となってございます。  以上でございます。 239 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 240 ◯1番(鈴木康仁君) 前回同じような質問をしたときに実績は問わないというような部長より答弁をいただいたんですが、まだ私が見る限り、実績を考慮しているような気がするんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 241 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 242 ◯総務部長(越渡康弘君) 本年度におきましては、工事出来高のところの制限をなくしたという、前回、ご答弁させていただいたと思ってございます。その一部、議員がおっしゃっている制限的なところでございますが、1,800万円以上につきましては、工事出来高のほう、工事完成高のほう求めるということはございます。その点ではないかというふうに思ってございます。 243 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 244 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、部長、指名入札については、元請実績がなくても、年間売上高がなくても大丈夫ということで認識してよろしいですか。 245 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 246 ◯総務部長(越渡康弘君) 指名競争についてでございますが、そちらにつきましても、実績としての1,800万円以上、1,800万円以下というところの条件は同じでございます。 247 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 248 ◯1番(鈴木康仁君) 指名入札の選考条件で。 249 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 250 ◯総務部長(越渡康弘君) 選考条件です。出来高のところは同じかと思います。 251 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 252 ◯1番(鈴木康仁君) 元請実績はなくても、指名願を出して、建設業許可を持っていれば、これは指名選考に入ってくるという認識でよろしいですね。 253 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 254 ◯総務部長(越渡康弘君) 議員おっしゃるとおりでございます。 255 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 256 ◯1番(鈴木康仁君) 了解いたしました。谷島市長から、市内業者育成の観点も考慮しつつ、今後も業者選定、そして、公正、厳正な競争性を保ちながら入札を進めていくという、前回ご答弁をいただいた中で、まだ市外業者が38%とか、その辺入っているんですけれども、これ、何で市外業者を入れるんですかね。 257 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 258 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。石岡市におきましては、議員ご承知のとおりかと思うんですが、市内業者を優先して、市内に本店がある業者さんを優先して入札をしていただくということは条件にしてございます。一般競争入札の場合ですと、通常ですと、参加要件という制限はないんでございますが、石岡市の場合は、石岡市の企業さんを優先するということで条件付ということにしておりまして、市内に本店が有するものというのを優先して、入札参加をしていただいております。  それで、指名業者については、これまでの市内業者さんを優先というのは第1点としてやっているんですが、その中で、あくまでも建設工事に係る規定がございまして、それを準用しておりまして、ほかの委託ですとか役務とか物品につきましてもそうなんですが、その点を考慮して優先をするんですが、その中で、業者数の参加件数、財務規則上で設けられておるんですが3者以上というようなところもございまして、そこに満たない場合は、競争性の確保という観点から市外業者に要件を拡大していくという状況もございます。  以上でございます。 259 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 260 ◯1番(鈴木康仁君) 業者数の数ということがありましたが、それを見直してくださいよ。いや、1者ではまずいと思いますけど、3者いればいいじゃないですか、2者、3者いれば。競争になるんですから。 261 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 262 ◯総務部長(越渡康弘君) 議員おっしゃるとおりでございまして、1者のみでは競争性が確保できないということで、3者まで市外に拡大をしたというものは私どももつかんでございます。市内で3者あれば、そこは規定に達していれば市内業者さんだけであるというのが基本的な考え方であるというふうに認識してございます。 263 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 264 ◯1番(鈴木康仁君) 全ての問題につながるんですけど、本当に今、市長がよくコロナ、コロナと言いますけど、コロナの中、地元の企業は大変なんです。だから、地元でできる仕事は地元にやらせてあげるのも公共の役目だと思うんですよね。そこで働いている人は石岡市民だし、税金は石岡に入ってくるんだから。だから、入札制度もそのときそのときに合わせて変えて、石岡に特化したっていいじゃないですか。石岡が周りの模範となっても僕はいいと思うんです。何とかそれを変えていただきたいんですけれども、今後、石岡市本店に特化していただきたいんですけれども、市長はその辺のお考え、どうでしょうか。よろしくお願いします。 265 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 266 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。地元の企業育成につきましては、地域産業経済の活性化を図る上でも大変重要であると認識しております。また、市長として入札制度には関与はできないんですが、公正と厳正な競争性を確保した上で、業者選考委員会において、市内業者育成という観点を考慮しつつ、運用を行っていると考えております。 267 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 268 ◯1番(鈴木康仁君) 直接市長ができないのは分かっているんですけれども、やっぱり市長の思いというのは、職員の皆さんはちゃんと把握すると思うので、本当に地場の企業がどんどんどんどんなくなっちゃう。ますます競争もできないですよ。本当に3者いれば競争できます。今はもう、ネットだって何だって適正な価格が分かっているから、そんなやましいことも昔みたいには起きないでしょう。  だから、本当に一刻も早く改善を求めて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 269 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時09分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 270 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 271 ◯3番(新田 茜君) 議席番号3番・新田 茜でございます。今定例会では1項目、質問を通告しておりますので、一問一答方式で質問をさせていただきます。  石岡市におけるアフターコロナを見据えた移住定住促進の取組についてを伺ってまいります。  新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う都市部のリスクが日を追うごとにはっきりと現れたことで、都市部に本社を構える企業を中心にデジタル化、またはテレワークでの勤務が普及し、必要なときにだけ出社をするといったスタイルが増え、都市部に住む方々の地方移住への関心が非常に高まっております。  実際に東京都では、5月時点で転出者が転入者を1,000人以上上回ったということで、東京一極集中の是正が、コロナ禍をきっかけにしてますます進むというふうに言われております。  そういった中で、茨城県におきましても、これをチャンスと捉え、都内へのアクセスのよさでありますとか豊かな自然など、働きやすく、住みやすいといった県の魅力を外へどんどん発信していくといったことに力を入れ、オンラインを活用しての移住促進イベントを開催したり、このコロナ禍を逆手に取って、都市に住みながら地方と継続的に関わる関係人口の創出事業を積極的に実施し、移住促進の下地づくりを着々と進めております。  そのような動きを踏まえた中で、石岡市の取組と今後のお考えについて、要望と提案を含め、順に伺ってまいりたいと思います。  まず、(1)として、現在、石岡市が実施している移住定住の支援策について、まず、主なもので構いませんので、お伺いをいたします。 272 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 273 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。現在、石岡市では、移住体験バスツアーなどを開催して、東京圏の方に当市へ足を運んでいただくほか、都内での移住相談会の実施、そして、一定の要件を満たしている移住者に対する移住支援金の支給制度などを整えるなどしてございます。  また、移住定住ポータルサイト「みっぺ」を開設し、移住や子育て支援に関する情報を利用者に分かりやすく提供するなど、直接的、間接的な方法によって、随時、移住定住に関する支援を行っている次第でございます。  以上です。 274 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 275 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。なかなか、この移住定住事業については、実施したからといってすぐに効果が見えるものではないと思いますけれども、これまでの実績、また効果については、どのように捉えていらっしゃるのか、考えをお伺いいたします。
    276 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 277 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、ツアーでございますけれども、文京区からのツアーということで、9月14日と11月6日に2回実施しております。また、移住体験ツアーということで、11月9日に実施しております。残念ながら、2月29日に予定しておりましたけれども、こちらは、新型コロナの関係で中止となってしまいました。合計で参加者数が95名という実績を上げてございます。  次に、移住相談会でございますけれども、3回ほど開催いたしました。それぞれ手法は若干異なりますけれども、相談される方が複数名いらっしゃったということでございます。みっぺのほうのアクセス数でございますけれども、2019年4月から1年間でございます。5,245件のアクセス数でございました。  最後に、移住支援金のほうですけれども、昨年度の補正予算で上げさせていただきましたけれども、こちらはまだ実績、申請者はゼロということでございます。  以上です。 278 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 279 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  それでは、(2)に移らせていただきます。  今お答えいただいた現状の支援策の中で、移住ツアーに関しては2月はコロナで中止というお答えありましたけれども、アフターコロナを見据えた取組、移住定住策について、今現在あるのかどうか、お伺いをいたします。 280 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 281 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。新型コロナウイルスを機に、都市部から地方への移住に関心を持つ人が増えている状況でございます。  当市におきましても、これまで以上に移住の需要について注視しながら、移住定住ツアーや相談会の実施などを通して、まちの様子や利用できる制度を紹介し、移住の実現に向けたお手伝いを積極的に行ってまいりたいと考えております。  また、移住先で仕事を求める方に対しては、新規就農者の育成や助成、企業創業への支援、指定の企業へ就職した移住者への支援金の支給などについて、より多くの人に情報が届くよう積極的に広報をしてまいりたいと考えております。実際、今、具体的にコロナを見据えたものが具体的にあるかというと、それはこれからの検討ということでよろしくお願いします。 282 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 283 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。現状ですと、結果的に石岡市を移住先に選んでくれたらありがたいなというところで実施しているような気がして、現行の支援策のみでは、実際に都市部から移住を考えている方々にとっては、まだ魅力の部分であるとかPRの部分では、まだ弱いように感じます。  そこで、(2)の2)の地域おこし協力隊の活用についてを伺ってまいります。ここからは、提案を含めて伺ってまいりたいと思います。  石岡市では、定住を図ることや地域の活性化促進のために、平成29年4月から、地域おこし協力隊の導入をしているかと思いますけれども、まずは、この地域おこし協力隊について、現在の石岡市の状況について、任期を終了した方々もいらっしゃると思いますけれども、それを含めて、現状についてをお伺いいたします。 284 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 285 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員ご案内のとおり、平成29年度より4名の隊員が中心市街地活性化分野、観光交流分野、農林業分野、移住定住分野で活動を行いまして、本年3月に卒業をいたしました。また、本年4月にかやぶきの技術の習得と活用の分野において1名、9月1日には、スポーツツーリズムによる地域活性化の分野において1名の協力隊員を採用し、本年度、新たな2名の活動といいますか、そちらが始まったところでございます。  かやぶきの技術の習得と活用の分野の隊員は、常陸風土記の丘において、かやぶき職人とともに、実際のふき替え作業に従事しまして、かやぶきの技術の習得を目指すとともに、ふき替えの作業工程を撮影して、インターネットでその魅力などを紹介してございます。  9月1日に就任したスポーツツーリズムによる地域活性化分野の隊員は、情報発信やイベントの開催など、主にスポーツに関する取組を通じて、地域活性化のために活動していく予定でございます。  以上でございます。 286 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 287 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  本年3月末をもって任期終了した4人の方々というのも、そのまま石岡市に残られたということで、これは非常にありがたいことだなというふうに感じております。これは、もちろん石岡市の実績、成功事例であるのかなというふうに思っております。  現在活動中の隊員の方は2名ということで、ホームページのほうを確認しましたけれども、紹介がなされておりました。この地域おこし協力隊でありますけれども、地域活性化促進のための人材であると。それと同時に、今後移住を考えている方々のモデルとなる方々なのかなというふうに私は思っております。コロナ禍にある中で、地方の自治体では、地域おこし協力隊を希望する若者が非常に増えているというお話を以前伺いました。兵庫県の豊岡市というところなんですけれども、ここは人口7万人強の自治体でありますが、2020年度の隊員の募集で56名もの若者が応募されたということで、これは過去最多の応募人数になったという記事が載ってございました。これもコロナ禍の余波で、都会から地方に移住をしたいと希望している方がいるんだという、その背景があるためだというふうに紹介がなされておりました。  そのほかにも、ウイズコロナであったり、その後のアフターコロナに備えた協力隊の方々ならではの柔軟な発想とか行動力で、ほかにも、今、コロナ婚活というワードがあるそうなんですけれども、オンラインを活用して婚活、または恋活のコーディネートを、そういった隊員の方々が行うとか、またはオンラインで移住ツアーのコーディネートをすると、そういったことに積極的に関わってPRを行ったりしているという記事を見ました。  そういった彼らの活動というものが、このように想定できなかった非常事態で発揮がされております。さらには、そういったときに、自治体によって、地域によって大きな差が生じてくると思います。そういう彼ら、若者の発想とか行動力を発揮させるために、サポート環境、また体制をつくってあげるというのが行政側の役割であるんではないかなというふうに私は思っております。  ぜひ人選を含め、この地域おこし協力隊という制度を有効に活用していただきたいなというふうに思います。これからのアフターコロナ時代にぜひチャンスをつかんでほしいなというふうに思っております。  移住定住者のモデルともなり得る地域おこし協力隊の活用というのは、今後、石岡市にとっても大きく影響をすることだと考えております。せっかくその方々も石岡の地を選んでくれたわけですから、ぜひ活用とか、サポート体制を今後しっかり行っていただきたいというふうに思います。地域おこし協力隊に対する今以上のサポート、活用について、担当としてどのようにお考えであるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 288 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 289 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。地域おこし協力隊でございますけれども、地域外の人材を新たな担い手として受け入れるという制度でございます。新型コロナウイルス禍の影響によって、議員おっしゃるとおり、都会ありきの生活が見直される状況にある、そういう中で、制度自体が再度注目されるということで認識してございます。これは、本当に新たな人材を確保できるチャンスであると思いますので、石岡市に必要とされる活動分野、人材を改めて検討して、新たな分野での募集を考えてまいりたいと考えております。  まさにサポート体制、全く今までの環境と違う方が石岡に来て、例えば本当に若い方だとしたら余計ですけれども、まず地域にうまくなじんでいくためのフォローですかね。そういったことを十分、皆でサポート、言葉になってしまいますけど、サポートして、これまで以上にその方の力が発揮できるように頑張っていきたいなと思います。  以上です。 290 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 291 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ぜひサポート体制、支援をよろしくお願いいたします。まずは、協力隊の方々が継続して石岡市に残っていただくということ。委嘱されたけれども、任期途中で退任してしまうということもありましたよね、たしか。ないですか。そういうこともあると、ほかの自治体でもあるというふうに聞きますので、せっかくの制度を有効に活用していただきたいというふうに思います。  続きまして、次の3)の就農移住希望者への取組についても伺いたいと思います。  この部分についても、新型コロナウイルスの影響で自粛生活が続いている都市部に住む方で、就農移住を考えている方が多くいるようで、特に30代とか40代の方に増加しているそうでございます。  そこで、就農を希望している移住者に対して、そういった方々が利用できる制度というものが、現在、石岡市にあるのかどうかをまずお伺いいたします。 292 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 293 ◯経済部長(額賀 均君) 就農移住希望者への取組についてご答弁申し上げます。  石岡市では、市独自の新規就農者研修制度、朝日里山ファームで、市外からの就農移住希望者を毎年1組、研修生として受け入れております。本年度は、花卉施設園芸コースを新設し、イチゴ栽培で1名が研修に励んでおり、就農しやすい環境の整備を継続的に行っております。  また、国の農業次世代人材投資資金を活用し、研修中2年間とし、独自就農後5年間までの経済的な支援を行うとともに、新規就農者研修業務委託の中で、就農移住希望者の農地や空き家の調査などを行うなど、就農移住に向けて幅広く支援を行っております。  また、コロナ禍の状況ですが、就農相談会等の大規模なイベント開催が少ない状況でございますが、県の就農支援機関やJA等と連携し、就農移住希望者の受入れサポート体制の充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 294 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 295 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。新規就農者に向けた制度はいろいろあるということでありますけれども、農業移住を考えているという方の部分なんですけれども、都市の過密状態の中で勤務をしていて、コロナウイルスをきっかけに農業移住を希望する方に向けて、石岡市独自での制度を設けてみてはいかがかなというふうに考えますので、ちょっと提案をさせていただきたいと思います。  まず、畑や田んぼですけれども、耕作をやめますと、すぐに雑草が生えてきてしまう状態になります。それをさらに放っておきますと、そこに低木が生い茂って雑木林状態になります。特に、果樹園後は、また利用するとなると、伐採であったり抜根というものが必要となり、そこに費やす費用とか労力というものは、かなりのものとなると思います。現在では、農地バンク、農地中間管理機構からの補助金というものがあると思いますけれども、これは、移住希望者に対しては該当がなされてないということで、そこに石岡市独自の制度として市費を投じて最低限の整備をして、移住希望者に貸し出すことができれば、これも移住定住促進に非常に有効であるというふうに考えますけれども、この提案についてはいかがでしょうか。お考えをお伺いいたします。 296 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 297 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。耕作放棄地を活用して、就農移住希望者へ貸出しについてはと、議員ご提案でございますけれども、耕作する農地について確保ができるよう、市で仲介や情報提供を行っておりますが、移住後の自らの経営計画に合わせた農地の確保のため、耕作放棄地の再生が必要な場合は、市独自の耕作放棄地再利用補助金を活用していくなど、就農移住希望者への支援を行っております。  以上でございます。 298 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 299 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。そこに、さらに提案なんですけれども、そういった田畑の貸出しと一緒に空き家をセットにできれば、非常に魅力的なのではないかなというふうに考えております。ここに関しては、次の4)に連動する部分がありますので、次に移らせていただきます。  空き家を活用した取組についてでありますけれども、現状の取組については、過去にも一般質問であったり予算決算の質疑でも多く触れられておりますので、現在の石岡市の取組という部分については理解しております。なので、こちらについては提案をさせていただきたいと思います。  先ほどの3)で伺いました就農移住者への制度の導入でも触れましたように、空き家を活用して、石岡市の山間地域については、就農を希望される移住者の方に、田畑と住まいをセットにして、さらにその空き家のリフォームも含めて、貸出しをできるような支援があれば非常に魅力的であるのかなというふうに考えております。  もう一つは、特に市街地での空き家につきましては、シェアオフィスであったりサテライトオフィスとして活用できる制度というものを導入してみてはいかがかということを提案させていただきます。これ、2018年に調査を行ったようなんですけれども、2018年度末までの自治体が誘致、または開設に関与したサテライトオフィスの開設総数というものは、全国512社あったそうでございます。これもコロナウイルスの影響によりまして、特に都心の企業がテレワークを推進したことで、地方の空き家を活用したシェアオフィスであったりサテライトオフィスに対するニーズが本格的になっております。現在では、それが倍以上になっているということで、全国各地でも、そういったニーズに対応した制度というものを導入した成功事例が既に多くございます。  1つ例として挙げさせていただきますと、三重県にある伊賀市というところでは、この8月にスタートした事業として、ちょっと名称が長いんですが、移住促進空き家テレワーク等整備支援補助金というものを設置しているようで、移住者の方が空き家を利用してそこをオフィスにする際に係るネットワーク機器の整備であるとか、あとはケーブルの配線、そういったアクセス工事、あとはテレワーク、自宅学習できる場の住宅改修費用、そういったものを補助しているということで、私、伊賀市のホームページを見ましたけれども、その周知というのも、既存の移住定住支援とセットにして利用できますようということで一覧にされていて、非常にPRも上手で、かなり魅力のある展開の仕方をしているなというふうに感じました。  自治体が紹介している空き家バンクのアクセス数というのも、その制度を導入してまだ1か月でありますけれども、かなり増加していて、問合せも多くあるということでございました。  このように、新型コロナウイルスを逆手に取った移住定住促進の取組として、空き家の活用、オフィスとしての改修補助の導入というものも、石岡市においてもぜひ実施をしていただきたいというふうに提案をさせていただきますけれども、石岡市としてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 300 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 301 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員の非常に前向きなご提案を真摯に受け止めて検討してまいりたいと思います。  以上です。 302 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 303 ◯3番(新田 茜君) 前向きに検討ということでございましたけれども、先週、私、朝の情報番組を見ていたところ、取り上げられていたんですけれども、大手の企業が、東京にある本社の機能の一部を、それは淡路島だったんですが、淡路島に移転するということで、その会社の1,200名が移動するということで、淡路島に2023年までに1,200人が移住するという話題がなされておりました。  これ、人口を一気に1,200人増やすというのは非常に難しいといいますか、これまでの状況で考えると、本当に不可能に近いことであると思います。これが、コロナの影響によって可能になるということで、まさにこういうチャンスを生かしていただきたいなというふうに思っております。  本当に空き家でありますとか、先ほど提案させていただいた就農に関する遊休農地、また、耕作放棄地と、我々というか、地方にとっては非常に課題となっている部分が、コロナの影響で、都心に住む人にとっては、本当に魅力的なものになっています。  地域おこし協力隊であるとか、就農移住者への支援、空き家活用と、私が思う部分での提案をこれまでさせていただきましたけれども、今後の取組として、コロナ禍を逆手に取った新たな移住定住策について、これは最後の(3)になりますけれども、お伺いいたします。  ここに関しては政策的な部分となりますので、谷島市長にお伺いをさせていただきます。  いろいろと要望、そして提案をしてまいりましたけれども、実際に東京一極集中の是正のチャンスということで、新型コロナウイルスの影響で本当に地方が非常に注目をされている中で、人口増を期待できるこのチャンスというものを、市長として、どのように捉えているのか。移住定住者の獲得について、石岡市独自の強みのある取組をぜひ実施していただきたいというふうに思います。コロナを逆手に取った新たな移住定住策について、谷島市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。 304 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 305 ◯市長(谷島洋司君) コロナ禍を逆手に取った新たな移住定住策についてお答えいたします。  このたびの新型コロナウイルスは、再度感染者数が増えて第2波と報道されるなど、まだまだ出口が見えず、この影響はまだしばらく続いていくと予想されます。  移住を希望する方も、従来に多かった仕事も住まいも完全に地方に移す形のほか、議員お話しのテレワークやオンラインを活用して、生活拠点を地方に移す移住希望者が多くなるなど、移住の形も多様化しているのが現状でございます。  移住を検討している方々は、このコロナ禍を機に、自分の人生を改めて考え直し、仕事や住まいについて様々に考えて選択をされることと思いますので、私はそれをチャンスと捉え、その方たちのニーズについてしっかりと調査を行い、また、主な移住元である都市圏に近いというメリットを生かしながら、議員からのご要望や提案など、前向きに今後の施策につなげてまいりたいと思っております。 306 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 307 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ぜひこのチャンスを十分に生かしていただきたいというふうに思います。  それと、冒頭にお話をさせていただきましたように、茨城県においては、この状態にいち早く注目をして力を入れております。県の7月の臨時議会では、インパクトのある移住定住推進事業を提案した県内の市町村に最大500万円の補助をするといった事業費も補正予算に盛り込まれておりました。県ではかなり積極的な動きをしているということで、ぜひそういった部分についても、石岡市もどんどん積極的に手を挙げて行っていただきたいなというふうに思います。特に、谷島市長は、市長就任前には茨城県会議員をされておりましたので、いわゆる県とのパイプという部分で、谷島市長の力の見せどころになるのかなというふうに感じております。移住者、人口を増やす一大チャンスでありますし、いま一度、アフターコロナを見据えた移住定住策という部分について、コロナを逆手に取った新たな取組、県と連動しながら、先ほど市長答弁の中で、チャンスと捉えて、ニーズの調査をして、前向きにつなげていきたいというふうにお答えしておりました。その具体的な部分というところが一番聞きたい部分でございまして、午前中の同僚議員の質問の中でも、市長は、交流人口とか関係人口を増やしたいんだというふうにおっしゃっておりました。それを、実際に何もして増やしていきたいのかという部分、市長としてこういう取組をしたいんだというところが、私としても聞きたいところでありますので、いま一度、市長にお尋ねいたします。コロナ禍を逆手に取った移住定住支援策について、具体的な部分についてお答えをいただければと思いますので、お願いいたします。 308 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 309 ◯市長(谷島洋司君) 今、具体的な内容についてというお話がございました。私も交流人口を増やし、それが関係人口になり、定住人口につながっていくという考えは、同じ考えを持っております。ぜひ石岡市の自然や、それから、首都圏に近いという強みを生かしながら、コロナ禍の状況を逆手に取った仕組みづくりをつくってまいりたいと。  特に議員ご提案のまちづくり協力隊、あるいは空き家を生かしたまちづくり、こういったものこそ逆手に取ったという内容だと思いますので、これらをしっかりと検討していきまして、施策に結びつけてまいりたいと思っております。 310 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 311 ◯3番(新田 茜君) ぜひしっかりと事業化をされることをお願いいたします。  今定例会でも、新型コロナウイルスに関する対策であるとか対応について、多くの方々から質問が出されております。もちろん対策という部分では、行政として必要不可欠でございますけれども、それと同時に、先を見据えた取組というものも必要となります。今、3度目のニューノーマル時代というふうに言われておりますけれども、本当に異常とされていたことが当たり前になる予想のつかない時代でございます。そのような時代に地方自治体として生き残るために、今後の取組というものがますます重要となってくると思います。コロナだから何もできないとか、コロナだから仕方ないとか、そういった言い訳にならないように、コロナ禍を逆手に捉えて、コロナのおかげでというようなプラスの発想を持って、ぜひ10年後とか、また20年後につなげていただきたい。つながるような施策の展開をしてほしいというふうに思います。大変な時代ではありますけれども、市長をはじめ、また執行部、職員の皆様にお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 312 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 313 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。一問一答方式でお願いいたします。  まず、1項目目、石岡市の人口減少問題について2点ほどお伺いしたいと思います。  まず、(1)人口減少時の自治体経営をどのように進めるのか、市長の構想をお伺いしたいと思います。戦後数十年、ずっと経済成長で日本はやってまいりました。税収が増え、人口が増え、地価が上昇し、そして、今後は全く反転してしまいます。人口は減り、経済は低成長、地価も下落、どこの自治体も人口減少の下で、経済規模の縮小、地価の下落、空き家、また空きビルまでも増加しております。税収減と財政悪化、気のめいるような話ばかりでございます。都市空間を再編成する必要が出てきましたので、人口増加時代と人口減少時代の分水嶺に私たちは今立っているのではないかなと思います。私たちは、この人口減少時代を、私は必要以上に恐れる必要はないと思います。日本中全部が人口減なんですから、限られたパイの中の人口を取り合っても、極めた成長というのはないと思います。ですから、過度に恐れる必要はないと思っております。むしろ何もしないで指をくわえて傍観していることのほうが一番危険なことではないかなと思います。20世紀は、何に投資したかと申しますと、私は言うまでもないんですけれども、社会資本の整備に投資してまいりました。工業団地を造ったり、港湾を整えたり、また道路、上下水道と整えて、工場を誘致してまいりました。その結果として雇用が増え、税収も増え、私たちの生活は大変豊かになりました。
     では、21世紀になったときに、産業政策として何に投資したらいいのかということでございます。20世紀は物質に大変投資した時代だと思います。21世紀は全く違って、物質でないものについて投資する時代ではないかなと考えております。この非物質的要素と言われるものは、情報とか知識、これは幸いなことに、これを生み出せるのは私ども人間だけです。人間の知的活動の在り方が新しい産業発展を決定的なものにする鍵となるのではないかなと思います。情報知識というのは、新しいアイデアとか斬新なデザイン、このデザインというのは、もちろん企画も入っております。知的財産の創出、そして、新しい社会の仕組みの提案、これは市の職員の一番得意とする分野でございます。ブランドの創出、これは農業問題にも関わってまいります。新しい投資対象は人間に対して行うのではないかなと私自身は思っておりますが、市長はどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。  人間の創造性を伸ばすための教育や研修、そして、訓練に対して公的資金、いわゆる税金を手厚く投資していただきたいと思います。これは職員の研修の予算にも大変直結してまいりますので、よく考えていただきたいと思います。  人口減少時代は、これまでになかった、私はチャンスであると捉えております。数十年前になりますけれども、海外から日本の住宅はウサギ小屋と言われやゆされた時代がございました。今は空き地、空き家を集積して、これからは住宅区画を小さいものでなく、少し拡大して、より大きなゆとりのある住宅空間を提供できるようにしていったらいかがでしょうか。新型ウイルス、コロナ禍により、リモートワークが進み、経済の中心地域である東京や大阪、横浜…神奈川にある会社に所属していても、住まいは離れた郊外に移住しても、仕事は自宅で家族と一緒にできるということが今回証明されました。より大きなゆとりある居住空間を格安に提供できることにより、移住者を呼び込む機会と捉え、積極的に打って出ることができれば、これから長く続くであろう人口減少時代を乗り切れるものと私は思っております。これこそSDGsでいうところの持続可能な都市発展の1つであるのではないかなと思います。  ここで市長に伺いたいのですが、1項目目のことなんですが、市長の自治体経営をどのように進めていくのか、構想をお聞きしたいと思います。  まず、1点目、構想をお聞きいたします。市長からの答弁を求めます。 314 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 315 ◯市長(谷島洋司君) 人口減少時の自治体経営についてお答えいたします。  人口や経済が右肩上がりであった時代から一転し、人口減少と高齢化の進展、さらには社会資本の老朽化が深刻さを増していく時代になったと認識しております。この現実を正面から受け止め、石岡市としましては、あれもこれもから、あれかこれかという選択と集中、そして、石岡市の将来のために人材への投資など、自治体経営を変えていく必要があると考えております。  石岡市にとって何が必要とされ、どの優先順位が高いか。また、市民の声に真摯に耳を傾けながら石岡市の強みを生かし、持続可能な地域社会の構築のために邁進してまいりたいと思います。 316 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 317 ◯20番(徳増千尋君) 今、市長がおっしゃったように、地方都市は、地方都市の新陳代謝ができないような時代になってきていると思います。さらに、建物に対しての投資もままならない。そうなると、都市環境が悪化してまいります。  そこで、また市長にお聞きしたいんですけれども、まちづくりとして、成熟したまちづくり、今までは発展を考えたまちづくりでございましたけれども、成熟型のまちづくりをしていかなければならないのではないかなと思っております。  人口減ということは、出生率の大幅な上昇がない限り、まず、解決はつきません。それと、もう一つは、国のほうで移民政策の大転換がない限り、これも解決はつかないと思います。島国に住んでいる私ども単一民族と言っていいか悪いか分かりませんけれども、単一民族に近い日本人としては、移民政策というのは大変アレルギーのあるものではないかなと思いますので、ですから、これもまた人口を増やすのには難しい問題だと思います。これを考えていくと、人口減少社会が、これから先、続いていくものと思います。そして、コロナの問題もそうです。まだ、どういうワクチンができるかも分からない、特効薬ができるかも分からない、両方とも引きずっていかなければならない社会情勢になると思います。地方都市は人口減少で、もちろん税収が減となります。地方都市の新陳代謝が進まなくなり、今申し上げたように、建物の更新もできなくなるとなると、今度は都市の環境が悪化してまいります。でも、空き家、空きビルなどは一応整理はしなければなりません。新しい住空間をつくることによって、地方からであれ、中央からであれ、人口を呼び込む手だての1つになるのではないかなと思っております。  ここで、成熟した社会、成熟したまちづくりとしてお考えいただきたいのは、今まで収益をあまり生まないとして後回しに多分されてきたと思うんですね。公園整備、今、フラワーパークはリニューアルしていますけれども、公園整備とか、歴史的に重要な文化財を生かして、地域の特性を生かした成熟型のまちづくりは、都会の人々の心を引きつけ、石岡市の価値を引上げる切り札となるのではないかと思っております。石岡の中には、文化財、ふだん生活している中にたくさんあるものですから、私どもは気がつきませんけれども、ほかの地域の方がいらしたときに、すばらしいねと褒めてくれるのは埋蔵文化財じゃない、目に見える文化財なんですね。大学教授や何かで、考古学を勉強されている方は、埋蔵文化財にも感激されるんでしょうけれども、大方の方は、目に見える文化財、そういうものにすごく感激されます。ですから、今まで収益を生まないと言われていた公園とか、文化財に少し力を入れていただきたいと思っております。  これ、しようがないんですよ、人口が少ないのは現実ですから。この人口減を新しいチャンスと捉えて、積極的に打って出ることができれば、これから長く続くであろう人口減少期を乗り切れるのではないかと私は思っておりますが、市長は、まちづくりについて、このコロナ禍の時代も含め、新しいまちづくりについてどのようにお考えになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。市長の答弁をお願いします。 318 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 319 ◯市長(谷島洋司君) 私の考えるまちづくりについてお答えいたします。人口減少は、地域の衰退につながるとして、これをいかに食い止めるかに焦点を当てた政策が進められております。しかし、人口の減少は、今後も確実に進展していくことが予想されることに加え、新型コロナウイルスの影響によって、これまでの常識や価値観が新しく生まれ変わるなどしております。私たちは、今後あらゆる面で転換を遂げる新しい社会の到来を見据えて、まちづくりに取り組んでいかなければならないと思っております。  そのためには、現在、私たちの手元にある歴史や文化など、地域資源に改めて向き合い、守るべきもの、再構築が必要なもの、そして、育てていくべきものなどに対して適切に施策を進め、質を高めてまいります。そして、この石岡に暮らす全ての人が誰一人取り残されることなく、共に生き、共に学び、育て合い、そして、共に協力し合い、住み続けられるまちづくりを目指し、さらには、地域外の多くの方に訪れていただけるような魅力的なまちづくり、交流人口が増え、関係人口が増えるまちづくりのために真摯に取り組んでまいる所存でございます。 320 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 321 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございます。文化財、そして、公園、そういうものに目を向けていただけるということは大変ありがたいことでございます。まちづくりについてと、それから、市長の構想についての質問はこれで終わります。どうもありがとうございます。  2項目目に入ります。国指定の史跡保護保存と活用についてお伺いいたします。これは5点ほど質問を出しておりますので、まず1点目、国指定史跡等公有地化事業についてお伺いいたします。  これは令和2年度の石岡みらい創造プロジェクトの中に、教育改革プログラムというページがございました。ここに、国指定地等公有地化事業が示されております。この内容について、詳しくお伺いしたいと思います。これは部長です。 322 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 323 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。国指定地等公有化事業は、国の指定を受けた土地について、文化財としての保存と活用を図ることを目的に、将来的に整備が必要な土地を公有地化するという事業となります。令和2年度の当初予算においては、国指定特別史跡である常陸国分寺後を国有化する経費として、測量委託料44万円、不動産鑑定委託料20万円、補償算定委託料61万6,000円、合計で125万6,000円を計上しております。  以上です。 324 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 325 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございます。再質問いたします。今年度の予算は、常陸国分寺跡を公有地化するために予算化をしているようですが、石岡市には、常陸国分寺跡以外にも、舟塚山古墳や常陸国分尼寺、そして、瓦塚窯跡などを含めると、国から指定を受けた史跡は6つございます。教育委員会として、今後、国の指定を受けた史跡の文化財の公有地化を順次進めていくということで理解してよろしいでしょうか、お願いいたします。 326 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 327 ◯教育部長(豊崎康弘君) 答弁の前に、先ほど当初予算のところで、常陸国分寺跡を、私、公有地化というところを国有地化と言ってしまいました。公有地化の誤りですので、訂正したいと思います。  続きまして、ただいまのご質問ですが、ご答弁申し上げます。公有地化の現状につきましては、議員おっしゃるとおり、国分寺跡や瓦塚窯跡のように、公有地化が遅れている史跡、また、国分尼寺跡や舟塚山古墳のように、一定程度、国有地化が進んでいる史跡、国府跡のように、学校用地として公有化されている史跡と、公有地化の状況に差がございます。  教育委員会といたしましては、これらの文化財を確実に保存し、将来の整備に向けた活用を図っていくためには、今後、所有者の意向を確認しながら、国指定地等公有地化事業により、公有地化を進めていく必要があると認識しているところでございます。  以上です。 328 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 329 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございます。  では、(2)に入ります。舟塚山古墳の公有地化について、特化してお聞きしたいと思います。  私は、これまでに舟塚山古墳の墳丘部分が崩れて、大変保存のためには周辺の公有地化を進める必要があると早くやってほしいということで提案してまいりました。舟塚山古墳の本体を確実に保存していくためには、先ほど部長よりご答弁いただきました国指定地で公有地化事業ということで、舟塚山古墳の周りの集合の部分を公有地化する必要があると思います。  教育委員会としてのご見解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 330 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 331 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。舟塚山古墳につきましては、墳丘の大部分が文部科学省と石岡市の所有地となっております。今後、舟塚山古墳のより一層の保存を進め、次代に引き継ぐためには、議員ご指摘の墳丘周辺の国指定地についても公有地化を進めていく必要があると認識をしてございます。公有地化を進めていくには、境界ぐいの確認や復元、また、対象となる土地の面積を確定する必要がございます。さらに、測量費用などの算出や補償額の算定を行い、地権者との交渉を進めていく必要がございます。公有地化の費用につきましては、国から最大で5分の4の補助金が交付される見込みでございますが、市の財政負担も生じますので、関係課と協議し、所有者の意向を確認しながら、取組を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 332 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 333 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございます。今、部長から5分の4補助が出るということをお聞きして、すごくありがたいなと思いました。市の持ち出しは5分の1で済みますので、これで文化財に対する財政部のほうも弾みがつくと思うんですね。本当にいろいろ調べていただきまして、ありがとうございます。  再質問に入らせていただきます。  今、部長からご答弁をいただいて、公有地化の費用につきましては、国から5分の4という補助金が交付されるとの数字が示されました。石岡市からの持ち出しは5分の1で済むということでございます。石岡市には、現在、まだ6か所の国指定を受けた史跡があることは十分理解しております。公有地化をするのには、市の財政負担もかかります。また、土地の所有者との交渉もあり、直ちに公有化を進めていくこともできにくいということも理解しておりますけれども、現状が現状なんですね。文化財が、特に舟塚山は崩壊の危機に瀕している状態です。  もう一つ申し上げると、この間行きましたときには、舟塚山古墳のところに新しくお墓が作られておりました。これは、市のほうで許可をしたのか、文化庁のほうで許可をしたのか、分かりませんけれども、これ、想像するところ、多分、今まで集落のお墓だったところを集めて作り直したのではないかなと思うんですね。事ほどさように入り口の工場もそうです。今回のお墓もそうです。きちんと手を加えないと、こういう状態にどんどんなってしまうんですね。ですから、急いでほしいんです。5分の4補助金が出るというときに、急いで計画書なりなんなりをつくって申請していかないと、コロナのことで国のほうも大変財政がかかっていると思います。文化財保護法を変えるのは国のほうで簡単でございますので、変えられて5分の4が出なくて、5分の2になるとか、5分の3になるということも危惧されますので、早急にやっていただきたいと思います。  舟塚山古墳が崩れてしまったら何にもならないんですね。前方後円墳だから価値があるんですね。あれが崩れてしまって、前方後円墳もどきになってしまったら、今なりつつありますよ。崩れてもいるし、横に。今申し上げたように、今までなかったものが整備されてできたり何かすると、前方後円墳もどきになってしまいます。そうなると、学術的価値も大変低くなり、観光にもつながらなくなってくるのではないかなと私は危惧しております。あの状態を見た方は、冗談半分でしょうけれども、あそこに霊園ができたのかということも言われました。残念ですけれども、そういう見方をする方もいらっしゃるんですよね。ですから、今までほっぽいていたんですから、整備を急いでください。5分の4出るときに整備を急いでいただきたいと思います。これは財政部とも協議して、早急に進めていただきたいと強く要望いたします。学芸員の方は、早く早くと言わないでくれと言いますけれども、実際に見に行くと、本当に早く整備しないと形が崩れてしまうなと、雨降った後なんか特にそうなんですね。瓦塚ぐらい土台が硬いといいんですけれども、舟塚山はすごく軟らかいんですよ。ですから、何とか早く、これは市長のご理解も必要なものですから、ぜひとも市長と財政部と教育委員会と話し合って早急に進めていただきたいと思います。  舟塚山古墳は、私が語るまでもなく、我が国最大の仁徳陵の築造規格と一致していることが証明されていますね。ここは東ですから東国ですよね。東国の古墳といえども、基内同様に高度な築造規格ができる能力を備えた技術者が、この石岡に存在していたあかしなんですね。どうかそこをよく考えていただきたいんです。東国に住む者として、皆さん、そうだと思います。石岡生まれの石岡育ちの方々にとって、これは誇るべきことなんです、そういう技術者がいたということは。  ここで、財務部長にお聞きいたします。国から5分の4の補助金が出るということを、今、部長から答弁いただきました。この数字を示されましたので、残りの5分の1の予算について、石岡の職員としてご尽力をぜひぜひ賜りたいと思います。市長と相談して、市長のバックアップをいただきながら、この5分の1の予算、ぜひとも捻出していただきたいと思います。予算の捻出は大変申し訳ないんですけれども、財務部長のお仕事でございますので、石岡のためによろしくお願いいたします。財務部長よりご答弁をお願いします。 334 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 335 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。史跡等の公有地化につきましては、国の補助制度の活用による財源の確保が重要となってまいります。この補助制度に基づきまして、関係部署等と協議を行いながら、財源の確保に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 336 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 337 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございます。財務部長の言葉に二言はないものと思って安心いたしました。努力してください。最大限努力していただきたいと思います。  (3)舟塚山古墳の周辺整備についてお伺いいたします。今後、舟塚山古墳周辺の交通環境が多分よくなると思います。よくなることで、今も大学生がバスで連ねて、特に何か、歴史の好きな女性ですかね。女子大生が多いんですね。多くの見学者は見込めるものと思っております。以前には、石岡駅の前に歴史の里石岡の看板がございました。今はどこかに行ってしまいましたけど、歴史の里石岡の財産である舟塚山古墳を整備して、観光に活用することで再び歴史の里石岡として大きくPRできる絶好の機会ではないかなと思います。  教育委員会として、古墳本体の整備並びに歴史公園整備と併せて、駐車場やトイレの周辺整備を行うお考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。トイレは、ご存じだと思いますけれど、入り口は男女別なんです。ドア開けると一緒なんですね。こんなトイレありませんから。バスで来た女子大生たちは、古墳の一番近いうち、あの辺にお住まいの方にトイレをお借りするそうです。だけど、貸すのはいいよと言われるんですね。でも、1人で住んでいる場合には、そうやって若い女の人が出たり入ったりしていると、世間体があるからねと。早く市で何とかならないのかねということも言われました。文化の程度は図書館とトイレですから、トイレの整備、今どきあんなもみ殻をぐるぐる回すようなトイレはないですよ。二十数年前はエコトイレで、あれでよかったんですけれども、先進的なことで。でも、あの頃からアンモニアの臭いがひどかったんですね。今は西日が当たりますから、なお、入れたもんじゃないんですよ。ですから、どうにかトイレの整備まで、水洗でトイレの整備まで。水洗にするのには、地権者との問題があるでしょうから、あそこを購入することによって、石岡市の自由になりますので、ぜひとも整備をしていただきたいと思います。この整備をするお考えがあるかどうか、これは、教育委員会にお聞きいたします。 338 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 339 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。交通の利便性が高まるということで、6号バイパスの開通を見据えての質問かと思います。当然バイパスが開通すれば、古墳を見学に来る方が増加することも想定されます。また、古墳本体や県道沿いの駐車場やトイレなどの便益施設が整備されれば、結果として、舟塚山古墳が現在よりも観光資源として注目されることも考えられます。このためには、周辺整備を含めた保存活用計画を策定した上で公有地化を進め整備を行っていく必要がございます。  教育委員会では、これまで個々の国指定の文化財ごとに保存活用計画を策定する方向で考えておりましたが、策定終了まで約15年ほどを要することや行政の柱となる文化財マスタープランが策定後10年以上を経過していることから、新たに文化財保存活用地域計画を策定し、国の有利な財源措置を活用しながら整備を進めていくほうがメリットが大きいと判断したところでございます。  議員からご提案のありました舟塚山古墳を含めた周辺整備につきましては、この地域計画の中で、高浜地区も含めた保存活用区域と位置づけ、将来の保存と活用の方向性を示してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 340 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 341 ◯20番(徳増千尋君) 地域計画をつくってくださるということで、すごくうれしい思いだったんですけれども、今答弁の中で、マスタープランをつくってから10年も経過しているということは、国指定の文化財、6つある。それについて、目は行っていたんでしょうけれども、なかなか経済状態や何かで言い出せなかったのかなと思います。市長部局じゃございませんけれども、石岡市の中ですから、まず市長と話し合って、駄目でも食いついていくぐらいの気持ちで、文化財の保護に対して情熱を持ってやっていただきたいと思います。  4番目の市内の国指定の文化財の有効活用策についてお伺いします。  石岡市には、数多くの文化遺跡がたくさんございます。これは、長年、石岡市の歴史と文化を形づくってきたものであり、どれをとっても貴重なものであると感じております。私は、外から来たからなお感じるのかもしれません。見るたびに貴重なものだと感じます。人口が減少していく中で、このような貴重な文化遺産は、今を生きている私たちが保護、保存して、何らかの手だてをして継承していかないと、次の世代に文化財が残らなくなってしまうのではないかと危惧しております。  先ほどの部長のご答弁では、地域計画を策定することで、市内の文化財の保護、保存と活用に弾みがつくような、ちょっと私、全部書き取れなかったんですけれども、ということで理解してよろしいですか。これは、国指定以外の文化財も含めて、そういうものを活用、保護、保存と活用に弾みがつきますよということを理解してよろしいでしょうか。教育委員会として、この地域計画をどのように捉えて、様々な貴重な文化遺産を保存活用していくのか、簡単にで結構でございますので、お伺いいたします。 342 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 343 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。地域計画は、地域の歴史資源を指定、未指定の文化財に関係なく、幅広く調査、把握し、文化財として計画に取り込むことで、適切な保存活用を推進していく計画でございます。計画が国の認定を受けますと、指定文化財だけではなく、地域の未指定文化財も含めた情報発信が可能となり、また、活用のための施設整備などに有利な財政措置が講じられることなどのメリットがございます。今後、市の財政状況が厳しくなることも想定され、過疎化、少子化による人口減少が危惧される中、地域の魅力ある歴史的資源をいかに保存継承していくかが大きな課題であると、教育委員会としても認識をしているところでございます。  教育委員会といたしましては、地域計画を策定することで、国の有利な財源を活用しながら、地域の様々な文化財を保存活用していくことで、まちづくりや観光振興に結びつけていきたいと、そのように考えているところでございます。  以上です。 344 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 345 ◯20番(徳増千尋君) 今の答弁の中で、地域計画を策定することで、これもまた国の有利な財源と聞こえたんですけれども、財源を活用することができるということですね。  それと、もう一つお聞きしたいと思います。地域計画なんですけれども、文化財保存活用地域計画についてお尋ねしたいと思います。地域計画の策定業務は、こういう有利なものがつくとなったら、本当に急がなければならないと思います。今後どのように進めていくのか、具体的にタイムテーブルも含めてご説明願いたいと思います。 346 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 347 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。地域計画は、現在、全国で9つの自治体が国の認定を受けている状況でございます。県内では、牛久市が昨年の7月に認定を受けており、このほか、常陸大宮市や日立市が策定作業に取り組んでいるところでございます。  市の教育委員会の現在の進捗状況ですが、今年7月に牛久市、8月に日立市の事例調査を行ってきたところでございます。今後は、調査先の取組内容や課題等を整理し、本市の方向性を定めてまいりたいと考えてございます。  また、県内での策定済みの市も含めて取組状況を確認しましたところ、国の補助金を受けて、業務委託により2年間で事業を進めていることから、教育委員会といたしましても、令和3年度以降、国庫補助事業として、業務委託により取組を検討してまいりたいというように考えてございます。  以上です。 348 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 349 ◯20番(徳増千尋君) 随分国からの補助が出るんですね。今お聞きしたら、国の補助金を受けて、たしかご答弁いただきましたので、業務委託により、2年間の業務委託で事業を進めるということでございますので、これはぜひとも業務委託でお願いしたいと思います。プロがつくれば早いでしょうし、それから、国に出したときの、通りがいいものができると思いますので、教育委員会、まだまだ多岐にわたってしなければならないことたくさんございます。ですから、ぜひとも業務委託で、令和3年までに、これは事業を進めるということですから、業務委託で。ぜひとも業務委託でどんどんと国の国庫補助事業として進めていただきたいと思います。いろいろと細かいことをお聞きして申し訳ございませんでした。でも、今日聞いたことにより、随分国のほうも大盤振る舞いで補助が、珍しいですね。こんなに文化財に補助金がつくというのは。全くこれが弾みになりますので、大急ぎで計画をつくって進めていただきたいと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。市長のほうのご理解もないとできないと思いますので、文化財に対してこんなに補助金がつくとは思っておりませんでしたので、つくようでございますので、ぜひともバックアップをよろしくお願いいたします。  どうも質問ありがとうございました。 350 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時46分休憩            ───────────────────────                   午後 3時00分再開 351 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 352 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。通告いたしました新型コロナウイルス対策について、1項目でお伺いをしてまいります。
     皆様、ご承知のように、今年の1月から新型コロナウイルスということで、大分市内においても拡大傾向にあるのかなと。夕方4時半の防災無線のアナウンスがもう耳についていまして、空でも言えるような状況になっております。現状では、市内でも、いつ、どこで、誰が感染に遭遇するといいますか、感染リスクがあるかという部分については、本当に避けられない状況になってきているのかなというふうな感じがします。ただ、翻って考えてみますと、コロナの状況が取り沙汰されておりますけれども、いつの間にかインフルエンザがどこかへ行ってしまったのかなという感じがします。気になって調べてみたんですけれども、去年の11月から今年の3月までの間、インフルエンザは全国で約38万人の方が感染をしているという資料も目にしました。そういう意味では、インフルエンザとコロナウイルスに対しての違いといいますか、そういう部分については、やはり予防薬、治療薬が今のところないというところが、大分、皆さん方の、人々の恐怖心をあおる原因ではないかなと。  それに加えまして、毎日テレビで、夕方になると、今日の東京都の感染者何百人とか、そういうのが速報で入るような、マスコミ自体も多少あおりぎみなところも、国民の気持ちをあおっているところがあるのではないかなというふうに感じています。  一時期の活動自粛という部分を踏まえまして、大分経済的にも大きな影響が出ているかなというふうに感じております。そういうことを踏まえまして、今日は、当市におけます経済活動支援策、これを中心にお伺いをしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。  まず、1項目目で、直接経済とは関係はないのかもしれませんけれども、国民一律に給付がされました特別定額給付金についてお伺いをしてまいります。  まず、給付率についてお伺いをするわけですけれども、現時点での給付率はどれぐらいになるのか、お伺いをいたします。 353 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 354 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。特別定額給付金給付率につきましては、9月4日現在でお答えいたします。世帯基準で99.4%、対象人数基準で99.7%となってございます。 355 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 356 ◯7番(石橋保卓君) かなりの高率というんですか、99.4、世帯で99.7。改めてお伺いしますけれども、人口といいますか、世帯数といいますか、給付件数は、具体的には何件になるか、お分かりになりますでしょうか。 357 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 358 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。同日現在で、対象世帯3万1,299世帯のうち、3万1,126世帯、対象者数では、7万4,250人のうち、7万4,057人となっております。  以上です。 359 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 360 ◯7番(石橋保卓君) 私自身が感じるところであるわけですけれども、ほぼ全て網羅したのかなと。あとは、追いかけても住所だけ石岡にあって、現実的には石岡に住んでいらっしゃらない方、もしかしたら、ほかで受給されている方という方がいらっしゃるのかなと思うわけですけれども、この給付に当たりまして、申請もしくは給付漏れの確認方法というものはどういった方法で確認をされているのか、お伺いをいたします。 361 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 362 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。基準日が4月27日でございまして、例えば転入、転出、基準日をまたいで移動があった場合等、給付対象から漏れてしまう場合なども想定されましたけれども、転入、転出等の住民基本台帳の異動による特別定額給付金の取扱いにつきましては、国から基準が精密に示されておりまして、台帳の異動による対象者漏れはない状況となってございます。 363 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 364 ◯7番(石橋保卓君) 今、公市長のほう、自信を持って給付漏れはないというふうなお話でありましたけれども、そうはいいましても、現実的に申請、給付漏れがあった場合、そういった場合の救済方法というのは何かお考えがあるのかどうか、お伺いをいたします。 365 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 366 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。特別定額給付金につきましては、締切りが8月20日までとなってございまして、申請がなかった方につきましては、申請の勧奨通知、こちらを送りましたり、市報で広報いたしましたり、また、独り暮らしや施設入所者等につきましては、民生委員等の協力を得ながら、個別に訪問する対応等を実施してきたところでございます。  勧奨通知に関しましては、7月20日と8月7日に2回、郵送でお送りさせていただくとともに、SNS、メールマガジン等も活用しておりまして、実際、申請漏れに対して、こちらで十分に対応したつもりでございます。その中で申請漏れがあった場合の救済措置でございますけれども、現在のところ、国の制度として救済措置は示されていない状況でございます。  以上です。 367 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 368 ◯7番(石橋保卓君) その部分については、また後ほどちょっと触れたいとは思うんですけれども、この特別定額給付金、自治体にとっても突然のことであったのかなと。それに対する作業ですか、結局は手作業で処理をしなければならない。ちょっと戻っちゃいますけれども、給付というか、申請に当たって、手元に資料があればで結構ですけど、郵送申請とホームページの電子申請の割合って、お手元に資料がありましたらお聞かせをいただきたいと思います。 369 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 370 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。手元にある資料が、基準日として6月末現在になっておりますけれども、オンライン申請995件にこの時点でなっておりまして、郵送に切り替えてからはオンライン申請をしておりませんので、実態を示しているんではないかと考えております。  以上です。 371 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 372 ◯7番(石橋保卓君) 確認しますと、じゃ、同時の申請はなかったということですね。事前のオンライン申請と、郵便での申請は始まった時点で、オンライン申請はそこでストップをしたということで理解をしてよろしいでしょうか。  オンライン申請が995ということですから、ほとんど9割以上、これも99%近く全て郵送での申請ということだと思います。そうしますと、7万通以上の申請を手作業で行ったということになりますので、かなりの労力が必要とされ、神経をお使いになられたのではないかなというふうに思います。そういう意味では大変ご苦労があったのではないかなというふうに思います。  いずれにしましても、国民一人一人に給付をされる給付金でございますので、先ほどの公室長のお話では、絶対給付漏れはないということでお伺いをしておりますけれども、仮にそういった相談があったときには、また真摯にご相談に乗っていただければというふうに思います。  次は、2番目に移りまして、先日の茨城新聞にも出ておりました。石岡市で市独自の給付金事業を開始したというニュースが流れておりました。ホームページでも私も確認をしております。ですので、その2つの市独自の給付金事業というものについて、一つ一つお伺いをしてまいりますのでご答弁をお願いしたいというふうに思います。  まず、1つ目が、石岡市新型コロナウイルス関連融資応援給付金、これについてお伺いをいたします。まず、関連融資応援給付金の制度の詳細についてお答えをいただきます。 373 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 374 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高等の減少により公的融資制度を活用し、企業活動の推進や事業継続に取り組む中小企業者の皆様を支援するため、公的融資等の借入者に対しまして、給付金を交付する制度でございます。具体的に申し上げますと、交付対象者は、石岡市内に主たる事業所を有する中小企業者、または個人事業主で、給付金の申請日において、市内で事業を営み、今後も事業を継続していく意思があること。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高等が前年と比較して5%以上減少し、令和2年2月1日から令和2年12月31日の期間内で公的融資等の融資実行を受けていることなどが交付の要件となっております。給付金額につきましては、1事業者10万円を限度として給付してございます。受付期間につきましては、令和2年8月24日から令和3年1月29日までとしております。申請方法につきましては、郵送または窓口の申請となりますが、新型コロナウイルス感染症対策のための郵送での申請のご協力をお願いしているところでございます。新型コロナウイルス関連融資応援給付金の制度の詳細につきましては以上でございます。 375 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 376 ◯7番(石橋保卓君) 確認なんですけれども、これは融資を受けているという部分が条件ということになっていますけれども、利子補給制度ではなく、融資を受けている条件として、融資の返済に対しての利子に対しての補給が目的ではなく、融資を受けていることに対して、じゃ、大変だから応援しましょうと、そういうふうな制度ということで理解してよろしいでしょうか。 377 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 378 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁します。ただいま議員おっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 379 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 380 ◯7番(石橋保卓君) そうしましたら、利率には関係なく融資の実行を受けているという部分で限度額10万ということでありますけれども、その限度額の10万というのは、どういった基準で応援給付金。一律10万ですか。一律10万。はい、分かりました。  それから、じゃ、次に参ります。公的融資等とありますけれども、この公的融資等というのは、具体的にはどういった融資を対象になるのか、お伺いをいたします。 381 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 382 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。本給付金制度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上高等が減少する中、資金繰りの支援を受け、事業継続に取り組んでいる中小企業者の皆様を支援する目的であることから、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上高等の減少事業者への支援制度であります。公的融資等の資金実行を条件としてございます。  以上でございます。 383 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 384 ◯7番(石橋保卓君) ごめんなさい。公的融資というのは、具体的にはどういったものを公的融資というふうに理解をするのか、お伺いをさせていただきます。  時計を止めてください。 385 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 386 ◯経済部長(額賀 均君) 根拠でございますけれども、セーフティーネット4号、5号、あと、機器関連補償、政府系金融機関等の融資を受けている方が対象となってございます。  以上でございます。 387 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 388 ◯7番(石橋保卓君) そうすると、ただ単純に市中銀行からの一時的な借入れとか、そういう部分は該当はしないということで理解してよろしいですか。 389 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 390 ◯経済部長(額賀 均君) さらに詳細を申し上げますと、茨城県信用保証協会、茨城県の融資制度、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、日本政府投資銀行、中小企業基盤整備機構から、コロナウイルス感染症の影響を受け融資を受けた場合が対象となります。  以上でございます。 391 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 392 ◯7番(石橋保卓君) そうしますと、そういうところから融資を受けられない、融資を受けたくても融資を受けられないという部分については、この応援給付金も当然融資を受けられないわけですから、応援給付金は受けられないということでよろしいですね。  はい、分かりました。  では、次に参ります。3番目として、石岡市中小企業等緊急家賃支援給付金という制度が始まったようであります。この緊急家賃支援給付金について、交付対象者について、その範囲をお伺いいたします。 393 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 394 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。本給付金の新型コロナウイルス感染症の影響により、売上高等が著しく減少した中小企業者の皆様の事業継続を支援するため、国の家賃支援給付金の給付対象となった地代、家賃に対して、市の緊急家賃支援給付金を上乗せする制度としてございます。交付対象者は、石岡市内に事業所を有する中小企業者で、給付金の申請日において、市内で事業を営み、今後も事業を継続していく意思があること。国の家賃支援給付金の給付を受けていることなどが交付要件となります。給付金額につきましては、1事業者20万円を限度として給付する制度となってございます。  以上でございます。 395 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 396 ◯7番(石橋保卓君) これについては、国の家賃支援給付金を受けたのが前提条件というふうになっているかと思います。  では、市内にはたくさんの事業所があるかと思います。当然、国が想定していた基準に当てはまらない事業所もあるかと思います。そういった国の制度の適用を受けられない事業者への対応といいますか、考え方、そういうものはどういうものをお持ちになっているのか、お伺いをいたします。 397 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 398 ◯経済部長(額賀 均君) 国の制度の適用を受けられなかった事業者のことについてご答弁申し上げます。  事業者にとって、地代や家賃など固定費の負担は、事業を継続する上で大きな負担となっておりますので、国の給付金の対象とならない売上高の減少50%未満の方につきましては、6月の補正で予算化をいたしました。売上高減少が30%から50%が該当します石岡市中小企業等事業継続給付金事業、中小企業者が20万、個人事業者が10万などにより支援を行ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 399 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 400 ◯7番(石橋保卓君) 今おっしゃられた部分については、国の持続化給付金との関係が深いのではないかなと思います。今回私が質問しているのは、家賃支援の部分ですよね。6月の補正で出された部分については、目的としては家賃支援ではないのかなというふうに理解しています。ですので、場合によっては持続化給付金と、国の家賃支援給付金、両方の受給を受ける事業所も当然出てくるのかなと、制度上は。そういうふうに理解しているんですけど。そうしますと、先ほど言われた6月で出された補正については、持続化給付金が受けられない事業者への対象。今回は家賃給付ですから、目的そのものが違うのかなと思うんですよね。そうしますと、今、部長がおっしゃられた答弁では、ちょっとフォローができないのかなという感じがするんですけれども、そういったところをもう一度整理をしてご答弁をお願いしたいと思います。 401 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 402 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、家賃給付金のほうについては、8月の臨時会において補正をした案件でございます。こちらの中小企業等事業継続給付金については6月と、さらに前の事業化でございます。こちらの継続給付金については、国の持続化給付金50%以上となってございますので、50%未満の方を対象とした給付金事業でございまして、今回創設した家賃支援につきまして、国の該当が得られない、もらえない方に対して、こちらの給付金制度を紹介しているということで、窓口等々の対応をしているところでございます。  以上でございます。 403 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 404 ◯7番(石橋保卓君) ちょっとすっきりまだしない部分なんですけれども、時間がありませんので、先へ進みたいと思います。  先ほどお伺いしました融資応援給付金、それから、今お伺いしました緊急家賃支援給付金、両方とも支給の条件としまして、市税の滞納がないことというふうになっています。市税の滞納という部分は、過年度分を指すものか、それとも現年度分の滞納についても該当するのか。そこら辺のところを確認させてください。 405 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 406 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。こちらに対しての対象としましては、国のほうの交付金が始まりました令和2年2月1日から同年3月までの納期……。失礼しました。令和2年2月1日からの該当となってございます。  以上でございます。 407 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 408 ◯7番(石橋保卓君) すみません、もう一度、分かりやすく、令和2年2月1日時点で滞納がないことということでの理解でよろしいですか、お願いします。 409 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 410 ◯経済部長(額賀 均君) 申し上げます。令和2年2月1日から滞納がないということでございます。こちらにつきましては、1年間の徴収猶予を受けることができる徴収猶予特別制度がございますので、こちらの制度を窓口等でご案内をしているところでございます。
     以上でございます。 411 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 412 ◯7番(石橋保卓君) ホームページ上で出されていましたパンフレット等を読んでみたわけですけれども、どうしても市税滞納という部分について目が行ってしまいました。やはりコロナの影響で、経済的に売上げが大きく落ち込んで、これまで順調に納税できていた部分が、税金さえも払える状況ではなくなっちゃったと。これは、皆さん方も当然のご理解の範囲の中ですけれども、事業者としては、去年の売上げに対して、今年課税をされているわけですから、何の影響もなかった去年の税額を今年納めなくちゃならないと。そうしますと、経営的に資金的に余裕があればすんなり納税ができるかとは思うんですけれども、やはり今現時点での売上げが大幅に減少してしまいますと、納税にも大きく影響すると。その入り口のところで市税の滞納があるということで融資を受けられない、給付金を受けられないというようなことになっちゃいますと、ただの絵に描いたもちの制度になってしまいますので、そういったところ、チラシを目にした、制度を耳にした事業者の皆さん方が不安にならないような周知の方法が必要になってくるかと思いますので、そういったところのご配慮をお願いしたいというふうに思います。  次に、令和2年度未来いしおか商品券についてということでお伺いをしたいと思います。  そもそもプレミアム商品券ということで予定されていた部分が、コロナ対策という部分に多少衣替えをして実施をされたのかなと。第1回の販売については、全て完売をしたというふうに、即日完売というふうに聞いておりました。今回、現在第2回の販売をされているかなと思いますけれども、販売方法、それから販売場所について、お伺いをいたしたいと思います。 413 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 414 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。ただいま議員ご指摘のとおり、第2弾の販売を開始したところでございます。第1弾につきましては、石岡市役所本庁舎、八郷総合支所、こちらの2か所で行ったわけでございますが、どうしてもコロナの対策、3密を避ける、あとは、特別販売日に人が混み合うということを考えまして、第2弾としては、石岡市運動公園体育館、こちらを会場として設定させていただきました。第2弾の販売としては、9月1日に石岡市運動公園体育館としまして、午前9時から午後3時まで販売を行いました。また、通常販売は9月2日から、販売場所を石岡商工会議所と石岡市八郷商工会として販売を行いました。いずれの会場におきましても、販売に当たりまして、3密を避け、感染防止を講じて行っております。また、商品券を購入される方におかれましても、感染予防対策のご協力をお願いしているところでございます。  以上でございます。 415 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 416 ◯7番(石橋保卓君) 2回目も大分好評であったというか、好評であるというふうに聞いております。とは言いながらも、運動公園での販売ですか、炎天下でかなりの長蛇の列ができていたというふうに聞いております。私、直接目にしたわけでありませんけれども、実際に並んで買われた方からお話をお伺いしたところ、かなり長い列だったよと。建物の中に入っても延々と列が続いていたよと、そういうような状況がありました。そういうことを、たしか昨年、昨年ではないですね。二、三年前にプレミアム商品券販売をして、八郷庁舎、それから、買える人、買えなかった人、たくさんあったわけです。次回、そういうふうな機会があったときには、前回の反省点を踏まえた販売方法を考えてくださいよとたしかそのとき言っていた記憶があるわけですけれども、今回、販売対象者、これは石岡市民限定なのか、それとも希望者、市外の方でも、どなたでも自由に買えたものなのかどうか。販売対象者はどういった範囲の中で販売されたのか、お伺いをいたします。 417 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 418 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。こちらの販売購入者については、市内また市外の方が対象でございます。1人1セット、1万円でございますけれども、5セット、5万円までの購入となってございます。  以上でございます。 419 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 420 ◯7番(石橋保卓君) 石岡市内でお買物をしていただくということが目的であれば、特に市民に限定する必要はないのかなというふうに感じるわけなんですけれども、商品券につきましては、近隣、もしくは全国的な例として、かなり石岡市とのプレミアム率といいますか、石岡の場合は1万円で1万1,000円分のお買物券が購入できるということですよね。お隣というか、近隣の自治体では、5,000円のプレミアム率がついています。それから、県内でも多いところは約3割、1万円で1万3,000円の商品券のプレミアム率がついています。そういった部分を踏まえて、今後、また同じような商品券の販売の計画があるのか、もしくはその場合の販売額といいますか、プレミアム率といいますか、どういったものをお考えなのか、お伺いをいたしたいと思います。 421 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 422 ◯経済部長(額賀 均君) 今後の計画についてご答弁申し上げます。令和2年度の未来いしおか商品券の販売につきましては、既に終了してございます。本年度の課題と事業主体の石岡商工会議所及び石岡市八郷商工会と事業の検証を行いまして、来年度、事業の継続のほうを検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 423 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 424 ◯7番(石橋保卓君) ちょうど2週間ぐらい前の新聞になりますかね、皆さん方もご記憶にあるかと思いますけれども、日立市では、迅速なコロナ対策ということで、商品券の販売ではなく、直接、事業者、商店の皆さんのところに50万円を限度として現金を先に振り込んでしまうと。お買物にいらっしゃった皆さん方から、現実的にはそこから3割を引いて精算をするというふうな制度が始まったようです。本当に合理的な制度だなというふうに私は思ったんですけれども、確かに商品券を印刷して販売の準備をする、そういう手間を考えれば、直接事業者のところへ現金を振り込んで、それで対応をお願いするというのは、緊急性を要する場合には非常に有効な手段ではないかなというふうに思うんですけれども、それをそっくりまねをしろというわけでありませんけれども、石岡市独自として、商品券といいますか、経済活動支援といいますか、そういう部分で可能な対応、そういうふうな検討する余地があるのかどうか、そこをお伺いしたいと思います。 425 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 426 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。議員ご指摘の案件、そしてまた、他市の状況を見て市の事業を進めるということではございませんので、市の事業に合った形で、今後、関係機関と事業の検証を行いながら、支援のほうを講じてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 427 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 428 ◯7番(石橋保卓君) それはまた後ほど触れさせていただきます。  5番目として、石岡市の特色を生かした経済活動支援策についてということでお伺いをするわけですけれども、先ほども言いましたように、国の救済策、支援策、それをどうしても受けられない事業者が当然出てくるかなと思うんですよね。とは言いながらも、石岡市内で経済活動している事業者はたくさんあるかと思います。そういった事業者への対応というものは、先ほど持続化給付金が受けられない事業者へは独自の制度がありますよという話がありましたけれども、それだけではないと思うんですよ。家賃支援もそうですし、融資のほうについてもそうだと思います。そういう部分について、国の制度のから漏れてしまっている事業者へどのような対応を図っていくのか、基本的な考え方をお伺いいたしたいと思います。 429 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 430 ◯経済部長(額賀 均君) ご弁申し上げます。先ほどもご答弁しました議員ご指摘の給付金の創設をしまして、支援しているところでございますけれども、新型コロナウイルス感染症対策に取り組む事業者を支えるため、石岡市中小企業緊急支援事業補助金を創設し支援をしているところでもございます。また、事業の周知については、市のホームページや市報への掲載と、石岡商工会議所や石岡市八郷商工会を通じて、事業の周知を行っているところでございますが、引き続き事業者の皆様に分かりやすい周知に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 431 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 432 ◯7番(石橋保卓君) 私が言いたいのは、支援策をどうしても受けられない、いろんな条件の縛りの中で。そういった事業者への対応、1つ例を挙げますと、今日の新聞でしたか。坂東市で、上限1万円という金額なんですけれども、市内の事業所、1,100事業所へ一律に1万円を支給すると、補助するというような制度が始まったようです。そういった部分を踏まえまして、皆さん方で、どうしても落ち込みがちになる市内の経済支援活動という部分を下支えしてほしいと、そういうふうなアイデアといいますか、皆さんで知恵を出し合って、効果的に実効性のある対策をぜひ実施をしていっていただきたいんです。本当に周りから比べると、周知の仕方が薄いのかどうか分かりませんけれども、石岡市では、周りから比べると、あまりコロナに対しての施策が充実していないなというのが実感、感想、そういう部分をよく聞くわけです。そういうところを、やっている部分については積極的にPRする。漏れているところは、積極的な制度を構築していくと、そういう部分が必要になってくるかと思いますので、ぜひそこはよろしくお願いをしたいなというふうに思います。  これまで事業者ということでお伺いをしてきたわけですけれども、営農者、農家の方々、そういった方への支援制度といいますか、そういう部分についてお考えといいますか、実際、既に実行されている部分の施策があればお伺いをしたいというふうに思います。 433 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 434 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。営農者への支援でございますが、市の単独事業として2つの支援事業を設けてございます。1つ目が、市内に住所を有する個人、または市内に事業所を有する法人等を対象にしております農業継続応援給付金、もう一つが、構成員20人を超える農業団体等を対象としております農業団体等経営継続補助金でございます。制度の具体的な内容でございますが、農業継続応援給付金は、国の経営継続補助金等の交付を受けた方に対し、20万円を限度に給付するものでございます。また、農業団体等経営継続補助金は、国の経営継続補助金の対象とならなかった構成員が20人を超える農業団体等が販路回復や開拓、事業継続、転換のための機械設備の導入などの取組に対して、補助率4分の3、1,500万円を上限に交付するものでございます。  以上でございます。 435 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 436 ◯7番(石橋保卓君) 先ほどの市内事業者への制度と同じような内容というふうな印象を受けるわけですけれども、一度聞いただけでは、自分のところが事業の対象になるのか、給付の対象になるのかどうか、ちょっと分かりづらいところがあるかと思います。これについても、先ほどと同じように、個人の農家さんにも、場合によってといいますか、対象にはなる当然給付金でありますよね。ですので、そういう部分についての周知方法といいますか、ご案内といいますか、そういうところを丁寧に行っていただきたいというふうに思います。  一旦ここで、経済活動への質問は終わらせていただきまして、6番目に移りたいと思います。  避難所における対策ということでお伺いをするわけですけれども、台風9号、10号ということで、幸い我々が住む関東地方のほうは、一時的な雨や、ちょっとした風の影響だけで済んだようでありますけれども、九州、西日本のほうには、大分甚大な被害が出ているかなというふうに感じているところです。今後、台風の季節が本格的になってくるかなと思うんですけれども、避難所におけるコロナ対策といいますか、どういうふうな予防対策をお持ちになっているのか、お伺いをいたします。 437 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 438 ◯総務部長(越渡康弘君) 私のほうから、避難所における新型コロナウイルス感染予防対策につきましてご答弁申し上げます。新型コロナウイルス感染症を予防するために、密集、密接、密閉の3密を避けることが大変重要であるというふうに考えてございます。このことから、避難所における対策としまして、避難所グループ間の2メートルのソーシャルディスタンスの確保や十分な換気の実施を行うこととしてございます。また、避難所が過密状態になることを防ぐため、親戚や友人宅等への分散避難の検討について、広報紙や石岡市ホームページにてお願いをしているところでございます。避難所受付時でございますが、マスクの着用と消毒液による手洗いの徹底、それと、非接触型温度計による検温、さらには、避難所の健康状況を確認するための健康状況チェックリストの導入を行う予定で現在検討を進めているところでございます。  なお、本定例会におきまして、地方創生臨時交付金を活用しました避難所における新型コロナウイルス感染症対策事業に係る補正予算を上程してございまして、室内テント、段ボールベッド、室内除菌装置などの備蓄品の導入を行う予定でございます。  以上でございます。 439 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 440 ◯7番(石橋保卓君) 分かりました。ただ、現実的に避難をされてきたときに検温をすると、避難所スタッフによって、当然問診もされるのかなと。その場合に、ちょっと疑わしい方が避難してきた場合、具体的には、その後どのような疑わしい方に対して対応されるのか、お伺いをいたします。 441 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 442 ◯総務部長(越渡康弘君) 避難所におきまして、新型コロナウイルス感染症の疑わしい方が発生した場合ということで……。      〔「検温して、熱発していると。ちょっと体調が悪いだとか、明らかにそういう       方が、疑われる人が避難をしてきたときに、受入れ体制」と呼ぶ者あり〕 443 ◯総務部長(越渡康弘君) ご質問にご答弁申し上げます。まず、現在、新型コロナウイルス感染による自宅療養者ですとかの濃厚接触者などの個人情報を事前に把握することができないことから、軽症の自宅療養者や濃厚接触者につきましては、事前にご連絡をいただくことで、市が準備をしました新型コロナウイルス感染症対策の一時待機所のほうへ避難できるように、広報紙等で周知を検討してまいりたいというふうに現在考えているところでございますが、疑わしき方が検温によって発生したという場合でございますが、先ほどご答弁申し上げました健康状況チェックリストにおきまして、いろいろ感染者の状況を聞かせていただいて、先ほどもありましたが、議員からございました検温によって疑わしいという方が判明した場合ですが、一応このときには、土浦保険所が指定します施設へ移動していただくということになります。  なお、対応に時間を要することも考えられますので、その場合には、一時避難場へ移動していただくこともあるということでございます。  以上でございます。 444 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 445 ◯7番(石橋保卓君) いかなる災害が発生をして、程度の状況もまだあれですけれども、そのときの状況によって、対応がかなり戸惑う部分があるかなと思います。現実的に感染が疑わしい人が来た。避難所において感染が発生した。避難所の中でかなりパニックになる可能性もありますし、そのときの避難所のスタッフの冷静沈着な適切な対応が当然必要になってきますので、そこのところは、もう一度よくシミュレーションを職員の中でしてみてください。どんなシミュレーションをしたとしても無駄にはならないかと思いますので、いざというときに決して慌てないがために、そういった準備は必要かなというふうに思います。  時間がありませんので、これまでのコロナの支援対策ということについて、経済活動を中心にしてお伺いをしたわけですけれども、最後に、市長のほうに、特に経済活動、そういった部分へのコロナ対策、市長のお考えをお聞かせいただければというふうに思います。 446 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 447 ◯市長(谷島洋司君) 市独自の経済支援対策につきましてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症が続く中、市民の皆さんの命と暮らしを守りながら、市内事業者の事業継続を市として支えていかなければならないと認識しております。  そのため、今後も国、県等の動向を踏まえ、状況を常に見据えながら、市独自の経済支援対策につきまして、継続的に取り組んでまいること、そして、市の制度、そういったものの周知PRも含めて、しっかり行ってまいりたいと思います。 448 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 449 ◯総務部長(越渡康弘君) すみません。先ほど議員のご質問のときに、私のほうで、本定例会においてというふうなことで、備蓄品の購入につきまして、発言申し上げたところでございますが、申し訳ございません。8月の臨時議会にてご提案をしまして、議決をいただいたという内容でございます。申し訳ございませんでした。 450 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 451 ◯7番(石橋保卓君) 時間がもう残り僅かになってしまったわけですけれども、今日までの一般質問のお話、やり取りを聞いていまして、私に対する答弁もそうですけれども、残念ながら、市長のほうからは、本当に具体的なご自分の思いといいますか、ビジョンというのが一つも示されていないのかなと。通り一遍な、ただ、職員が用意した原稿を読むだけで終わってしまっているのかなという、大変残念な気持ちでいっぱいです。職員の皆さん方も、もうちょっと固定観念を払拭して、柔軟な発想で、この危機的な状況に取り組んでください。本当にこれは冗談ではなく、これまでの皆さん方が30年間、40年間やられてきた仕事の延長では決して対応はできませんので、絶対に目線を、視線をもうちょっと広く、視野を広く、柔軟な対応をしていただきたい。  市長のほうにお願いしたいのは、職員を信頼して、職員からのアイデアを募れば、必ずいいアイデア出てきますから。新年度予算を踏まえた12月定例会において、具体的な市長のビジョンをお伺いしてまいりますので、それまでに皆さん一致して、来年度、今後の政策についてぜひ取りまとめていただきたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わります。 452 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月9日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 3時51分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...